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百人一首 no.13 〈 陽成院 〉
筑波嶺の みねより落つる みなの川 恋ぞつもりて ふちとなりぬる
(あるか、ないかの想いでさえも 積もり積もって 今はもう 君の事が 愛しい)
第57代天皇の貞明が妻、綏子内親王に送った歌。
この時代は別居婚、夫の通い婚が普通だったそうどす。
第57代天皇の貞明が妻、綏子内親王に送った歌。
この時代は別居婚、夫の通い婚が普通だったそうどす。
このお歌も逢瀬の次の朝、貞明から綏子に送られたのでしょう。
これを『後朝の文』(きぬぎぬのふみ)と言います。
今度はいつ会えるか分からないのどすし、ここは「昨日の君は素敵でした。また来るよ」と
言ってもらわないとやっていけません。
そこで男性が女性に後朝の文を送るのですがこれも又、送る時間が問題になるのです。
・・・出来るだけ早く?
これが、鉄則やそうどす。
朝一番に手元に着くのか夕方着くかでは大違い。
それなので、たいがいはお帰りの牛車の中で文を書かはったそうどす。
今も昔も恋愛はスピードが大切なんどすね