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第142回 都をどり 『昔伝来大和宝尽いにしえのつたえやまとのたからづくし』
今年も都をどりの「ヨーイヤサア~」の掛け声と共に祇園町に春が
やって来ました。
今年も少しでも沢山都をどりを楽しんで頂ける様に簡単にご紹介していけたら
嬉しおす♪。
桜もチラホラええ感じで咲き始めています。
今年も第一景から、第八景まで四季折々を追いながら舞台は進んで
参ります。
まずは、『置き歌』どす。
置き歌はプロローグどす
物語の始まりを告げるのと、これから行われる物語の説明を『長唄』に
乗せて唄いかたります。
お決まりの『都をどりは~』と地方さんが声高く歌うと、続いて西と東の
それぞれの花道の奥から『ヨーイヤサア~』と芸舞妓さんの黄色い
声が会場に響きますと、同時に両サイドの花道の幕が開き御揃いの
衣装を着けた芸舞妓さんが進み踊ります。
♪ 都路は柳桜をこきまぜて、あでやかなるや舞の袖 昔を今に伝ふる伊勢の
宮、三保の松原天女舞、屏風祭りに連れ立つ乙女、天女もかくや花の笑み
慕う殿御に恋い焦がれ、うつつなき身の遊女花子、加茂の社に巡り合う
茶の香漂う建仁寺、紅葉を添えて輝ける、雪まぼろしの女童、平等院の
桜花、八重九重に咲き誇り、今年の春も開きたり♪
都をどりの幕開けどす。
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