オヤジのひとり言

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DO YOU KYOTO??

2010年01月05日 | Weblog

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「DO YOU KYOTO ・・・??」 

「京都、したはりますか??」

シリーズ3 
衣の巻

創意工夫が育んだ縮の美学。

着物は究極の省スペース衣服

京都の工芸品には

畳んで仕舞うものが沢山あります。

例えば、

扇子・

風呂敷・

屏風・

ちゃぶ台・

布団などは

何れも

小さく畳んで大きく使う道具や小物。

畳もまた、

かっては使う時にだけ敷き、

使わない時は

畳んで重ねておいたから

「畳」と呼んだそうです。

畳は人が座る「座」で

座を敷き詰めた部屋が「座敷」です。

重ねて仕舞う

「入れ子」式のお碗や

「重箱」も同じようなコンセプトです。

衣服もまた、

着物や帯は

一枚の布の形に畳んで

何枚も重ねて「箪笥」に仕舞い、

着る時は大きく広げ、

身体に合わせて着こなします。

ですから

着物は究極の省スペース衣服。

しかも、

縫い目を折り目として畳む為

シワにならずアイロン掛けも無用。

着物を考えた

先人の知恵には感服するばかりです。

近頃は

布団やセーターなども圧縮して収納する

省スペース製品が人気を博しているようですが、

省スペースで

しかも美しい形を残した

先人の「縮の美学」に学ぶことがいっぱいありますねぇ~