五輪だ!関塚監督「今は達成感に浸りたい」
サッカーU‐23日本代表が勝利を収め、5大会連続9度目のオリンピック出場を決めた。
国立の夜空にはともに戦ってきた若きサムライたちに支えられ、関塚隆監督(51)は3度、宙を舞った。
「達成感でいっぱいでした」。グループ1位突破を決め、ロンドン出場までの旅路を完遂した。
この旅路は、ジレンマとの闘いだったのです。
五輪を目指す代表活動の中でMF清武、原口ら能力が開花した選手はA代表に選出。
FW大津ら海外組の招集では所属クラブとの交渉に苦しみ、
強化合宿ではJクラブとの折衝が続いた。
「練習の回数の少なさなどを感じると、ジレンマという面では想像していたことよりも超えていた」と吐露した。
選手招集に拘束力のないU‐23代表だけに、
Jクラブに対しても招集の人数制限が設けられた。
そんな中で、Jリーグ視察の際には実力だけでなく、
メンタル面を考慮した独自の評価基準を設け、
選考に反映。五輪本大会を見据えながらも、
ベストチョイスを求め、悩みながらも勝ち点を積み重ねてきたのが事実。
関塚ジャパンの立ち上げとなった10年のアジア大会では、
日程面からJリーグの控えメンバーと大学生が中心。
メンバー決定前には、
日本協会の原技術委員長から
「申し訳ないが、今回はこのメンバーでやってくれないか」という言葉もかけられた。
それでも“雑草軍団”をまとめ上げ、大会初優勝。
大会中には、なでしこジャパンの佐々木監督とチームづくりの方針を議論する機会にも恵まれた。
ザッケローニ監督率いるA代表ではコーチを務めるなど、
さまざまな方面から刺激を受けてチームをつくってきた。
選手の活躍もさることながら・・関ちゃんに感謝・感謝!!
試合後の水シャワーの派手な歓待に・・・
「今は達成感に浸りたい。
(選手たちから)水をかけられたので、今は湯船につかりたいですね」。
いざ、ロンドンへ。関塚ジャパンの旅路は続く。
ガンバレ・若きサッカージャパン!!!!