オヤジのひとり言

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あの世へと続く道

2012年12月30日 | オヤジのひとり言

・京に伝わる魔界伝説

 

あの世へと続く道

地獄の沙汰

お逮夜を大切にする京都人

「逮」とは、明日に逮( およぶ )という意味です。

本来は、火葬におよぶ前夜のことを逮夜と言っていた。

それが人々の間に浸透して、

年忌や月忌の忌日の前夜をも指すようになったようです。

さらに古くから京に暮らす人は、

人の死後、七日毎に行う追善供養の前日も

お逮夜といって大事にしています。

それを7回も繰り返していると仏事に追われてホントに忙しい、

でも京の人は蔑ろにしない。

なにしろ七七日のあと

死者は他の生を受けると考えられいいるからです。

これはインドより伝わる思想ですが

平安時代には既にこの七七日の追善供養が盛んに行われていた。

「 薬師の法は行わずとも、四十九日の間に生き返りなまほしう 」

『 狭衣物語 』にあるとおり、

四十九日の間に生き返ってしまいたいと、

強い願いが表れている。

つまり、

千年もの間連綿と受け継がれたこの七七日は、

京の人の営みに、しっかりと根付いていることなのです。

 

さて、四十九日に生まれ変わる前に、

閻魔様の下で沙汰が下る

それが35日目です。

死者は閻魔様の前に連れて行かれ、

生前の行いを逐一検分される。

その光景が、

洛西大山崎の宝積寺の閻魔堂で生々しく繰り広げられています。

 

今回はここまで・・    

続きは次回に・・ 

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