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有名サッカー選手も参詣する?白峯神宮

2012年11月23日 | オヤジのひとり言

11/23

京に伝わる魔界伝説

 

有名サッカー選手も参詣する?

鞠の守護神が宿る社

 堀川今出川を東に入ったところに鎮座する白峯神宮にも崇徳院は祀られています。

 

白峯とは、讃岐の白峯山のことで、

崇徳院の亡骸が運ばれたところです。

そこに棺が納められるとき、

激しい雷雨になり、

棺からおびただしい血が流れたという。

その白峯の崇徳院の霊を勧請して祀っています。

 この境内は、

もともと歌と鞠の二道にすぐれた飛鳥井家の屋敷が在った所です。

その先祖をたどると、

後白河天皇が懇意にしていた大納言藤原成通につながる。 

蹴鞠の達人といわれた藤原成通は、

神懸かりといわれるほどの蹴鞠に関する逸話があります。

あるときは、清水の舞台の欄干の上で、

鞠を蹴りながら歩いたという。

天高く鞠を蹴り上げると、

天に届いた鞠は地上に帰ってこなかったこともしばしば、

その超人的な技の数々は、

自然に身に付いたものではなく、

練習に継ぐ練習によって培われたもの。

成通は、病気の時でも布団の中で練習を止めなかったという。

その成通に蹴鞠を千回回し続けるよう命が下った。

するとある夜、

成通の枕元に蹴鞠の神の鞠精大明神が現れ、

「願いを成就させてやろう」と言って消えた。

いざ成通が千回の蹴鞠に挑戦していると

途中で危うく鞠が地面に着きそうになった。

すると見えない手が鞠を支え、

その甲斐あって無事千回の蹴鞠を成就する事が出来たという。

 

白峯神宮の境内東側には地主社の際神として「 鞠精大明神 」が祀られています。

これが近年

ボールを扱うスポーツ全般の守護神として知られるようになり、

全国で唯一の球技闘魂守を求めて

Jリーガーやプロ野球選手からスポーツファンにいたるまで参詣者が絶えません。

 また、

4月14日と7月7日には伝統を受け継ぐ蹴鞠保存会によって

「 蹴鞠 」が奉納される。

鞠精大明神は七夕の神様ともいわれ、

芸能、学問の向上を願って少女たちが、

七夕の笹の周りで織姫舞を披露する。

 白峯神宮の歴史は新しく、

崇徳院の神威を得ようとした孝明天皇の遺志を継いだ

明治天皇によって創建されています。

しかし、

その土地の記憶が、

飛鳥井家から藤原成通を介して、

後白河天皇に繋がっているのも奇しき因縁を感じる。

因みに

末社の伴緒社は

保元の乱で崇徳上皇に味方した

源為義・為朝父子を祀っています。

 

今回はここまで・・    

続きは次回に・・ 

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