京都の歳時記

東福寺、伏見稲荷大社等の神社仏閣と祇園の舞妓、芸妓を中心に黒柴の小ざさが京都の美しい四季を紹介する 京都の歳時記

■『都をどり』其の四

2007-04-16 22:26:46 | 祇をん

《総をどりの衣装》

「ヨーイヤサー」のかけ声とともに幕が開く「都をどり」。

東西の花道から現れる芸舞妓たち。10名づつの総勢20名の「総をどり」。Img_0008_3

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この総をどりの衣装…。毎年その年の都をどりのためだけに、あつらえる新作。

きものは京友禅、帯は西陣織の老舗が、半年以上かけて、創り上げています。

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一日四回の公演が一ヶ月間、延べ百二十回もの長丁場を彩る衣装は、毎年毎年、新調

されます。地色の藍は舞台の銀襖に一番映える色として長年使われています。

帯は西陣織。地色は朱の「錦織」。正面の文様の色は黄色です。

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今年の第三景の「彦根屏風」は演出が良かったです。

この日は、禿(かるろ)役で「豆福」さんが出ていました。