《総をどりの衣装》
「ヨーイヤサー」のかけ声とともに幕が開く「都をどり」。
東西の花道から現れる芸舞妓たち。10名づつの総勢20名の「総をどり」。
この総をどりの衣装…。毎年その年の都をどりのためだけに、あつらえる新作。
きものは京友禅、帯は西陣織の老舗が、半年以上かけて、創り上げています。
一日四回の公演が一ヶ月間、延べ百二十回もの長丁場を彩る衣装は、毎年毎年、新調
されます。地色の藍は舞台の銀襖に一番映える色として長年使われています。
帯は西陣織。地色は朱の「錦織」。正面の文様の色は黄色です。
今年の第三景の「彦根屏風」は演出が良かったです。
この日は、禿(かるろ)役で「豆福」さんが出ていました。