全くのド素人が言えることでもありませんが、今回数か所の水路を見て、水が増量した想定は考慮していないように思います。
専門の人はそんなことは分かっている当たり前のことかもしれませんが。
水路の流れを変える時、直角になっています。
車が時速20Kではカーブを曲がれても、100Kだと道路から逸脱します。
90度のカーブは無理があるような気がします。
距離が短いからという節約予算工事なのかも知れません。
上記の水路も上から来て、向かって左に90度曲がります。車だと大事故です。
普段から雨が多いとあふれ出しているようですが、問題になるくらいではなかっただけです。
今回の台風19号はその弊害が分かりやすく出ました。
このような状態の作りはあちこちにあり、過去にも大雨や台風のたびに溢れています。
水路の作りのせいだけの被害ではありませんが、要因の一つなのではないのかと。
「自然災害だからしょうがない」とあきらめるわけにはいかない。
工学の専門家の記事です👇
2018.9.26
【藤井聡】国土強靱化2.0:「財政」でなく「安心」のための防災を。
さもなければ国民がさらに死ぬのです。
2019.10.14
【藤井聡】「台風19号」は例外ではない。もっと強い台風が、来年以降も必ず来る。
<まえ文略>
『来年以降、この「19号」よりもっと強い台風が繰り返しやってくる』
であろうことは、過去の実績から考えても、
十二分以上に考えられる事態なのです。
今後の防災・国土強靭化の取り組みは、
こうした基本認識の下で、
進めなければなりません。
もしも政府が、
そうした取り組みを“おざなり”にすれば、
荒川や利根川決壊による数十兆円規模の被害や、
東京湾における100兆円を越える高潮被害が、
「たった一発の超大型台風」によって
近い将来、引き起こされてしまうことは、
もはや避けられなくなるでしょう。
台風や大雨の発生を防ぐことはできませんが、
我々の治水の努力によって、
「災害」を防ぐことは決して不可能ではないのです。
したがって、あらゆる水災害は、
天災のみならず「人災」の側面を濃密に含んでいるのです。
これ以上の犠牲者や経済被害を出さないためにも、
後先を考えない硬直的な「緊縮財政」を回避し、
必要な防災・国土強靱化を徹底的に進めることを、
政府に強く「要請」したいと思います。
2011.11.30
藤井聡:巨大地震に備え「国土強靱化」投資を
・・・巨大地震や文明の老朽化の波に直撃されんとしている我が国は今、徹底的に「国土強靱きょうじん化」を果たさなければならないのだ。そして巨大地震が10年以内に十中八九生ずるとすら言われている状況では、年間10~20兆円程度の投資の下、これらの対策を遅くとも10年以内にでもある程度完了させておくことが必要だ。
・・・今の日本経済は景気刺激策を「渇望」するデフレに苦しんでいる。だからこうした大規模投資は、経済政策担当者からみれば渡りに船の意味を持つのだ。
言い換えるなら、こうした「国土強靱化」を進めれば、我が国は巨大地震に対する強靱さ(レジリエンス)を手に入れるのみならず、財政悪化を含めたあらゆる諸問題の深淵に横たわるデフレという大病を抜本的に治療することにも成功するのである。
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