6月定例会の一般質問は、村の地方創生5ヵ年総合戦略が3年目となり、2040年問題もあり、目標値に対する経過について質問しました。
※自治体行政2040年問題:人口減少と高齢化により、人口構造が変化。職員も不足し、これまでのようなフルセットでの行政サービスが不可能となる問題。
主に、観光・住宅・高齢者支援 の3点を質問しました。
上は駅舎の写真ですが、右端が切符売り場と物販品売り場の入口(半分だけですが)です。白いヨコ矢印の部分が改修した空き店舗です。
蛇足ですが、物販店舗として利用するには、中が見えなくてどうかと・・・。
切符売り場のように、全面ガラス張りでないと、知らない人は入るのに抵抗があります。外に向かって商品のアピールもできない。せっかく改修したのに残念な作りです。
恐らく、借り手はつかないだろうと思います。
そうなると㈱青の国が運営することになりそうです。
三セク会社の「青の国ふだい」は地方創生として地方の活性化のためにできました。では、住民にはどのようなメリットがあるのでしょう。
住民・村民の目に見えるメリットがなければ、三セクとしての役割が薄れます。目に見える「構想」でもあればいいと思います。
「村が活気にあふれ、住民に笑顔の耐えない地域づくり」・・・とかいうスローガンではなく、村民の要望、希望を入れた「具体的構想」です。
例えば、「地域で生産されたものや、手作りのものを個人、団体関係なく受け入れます。管理はそれぞれが行い、物品を運べない人にはこちらから出向きます。ネット販売の仲介もいたします。住民一人ひとりに少しでも所得になり、駅前産直に出品するのが生きがいになれば幸いです。軒下販売、軽トラ販売もOK」など、具体的なことを出さないと、「なにーやってんだべーなぁ」という村民がいたりしたら会社作った意味がないような気がするのです。
今の所、「駅舎が改修された」という事実のみがあり、村民は「なにーやんだべーなぁ」状態です。住民とのつながりは、そこには見えません。
下は「きらうみ」の産直施設です。
天気がいいと 広くて 海が見渡せて さいこ~ に気持ちがいいです。
ここが ふだい? と 思ってしまいそうな極楽地ができました。
これは、「ここに止まって眺めたい」と絶対に思います。
たとえがいいかわるいか、白い砂浜と海、川、きれいな平地は恐山を思い出しました。
この施設も、駅舎と同じで残念です。
定例会の質問では、質問した日の前日にやりたいという応募が一人あったということですが、決定ではありません。どうなったのでしょう。
今のままの条件とか設備では、「資金力がある人で損得は関係ないというような人の運営を応募中」状態です。
議員の中にも、「ゼッタイ」をつけて「採算あわせていけるわけねぇ~」という人がいましたが、ある日村民の方からも言われました。
Aさん:「あのスカゲじゃあまず無理だべな~。」
また別の日には、
Bさん:「あれを建てたこと自体が失敗。あそこで商売としてやるのであれば、採算関係なく役場で人を雇って運営するしかない。」
どちらも経営者で、客観的に見ている人の話です。 う~ん・・・ きびしいな。
Bさん「そもそも、なんで議員があれを建てることに反対しなかったんだ?」
自分(言い訳)「いや、どういう構想があってのことか漠然としか伝えられてなく、運営は誰がするのかも聞いても言わない。決まっているとしか村長が言わないので「反対」とか、判断材料がなかった。情報がなかったんです。」
言われて見れば、どのような構想にするかとか、「議論」や、村民からの「公聴」も何にもありませんでした。
それは、きらうみに限らず、村のほとんどの事業がそうです。
村は国とか県から、予算が許されればそれで太鼓判を押されたような気になる。村民(議員も)は村がやることだから何かいい考えがあってのことだろう。と、根拠のない信頼をする。
結果がだめでも、誰も損失はかぶらないからなんとなくうやむやになり、やがて忘れられる。そしてまた、同じことを繰り返す。
議会も本気になって事業を検証しない。国から予算が出るもので、村が調べ上げてやる事業に対し、それ以上の調査をし検証しうるのかといえば膨大な時間、予算を割かれるので現在の議会の仕組みもあるが、議員自身もそこまでの覚悟でチェックしようとは覚悟していない。
そんなことを考えさせられました。
村民に公聴もせずに、素人が勝手に走り出した結果と言えばそれまでですが。普通はここまではいけません。 誰の懐も痛まない金が出るからできます。(国とか県からのOKでゴーサインとの勘違い?)
ですが、やるだけやるしかありません。 普通にやっていこうとすれば普通に「終わってしまいそうです。」そして忘れられる。
ただの休憩とトイレとして利用してもらう施設でもあそこは利用価値ありそうです。
採算をとろうとする体制では、何かを売ろうとかしない方がいいのかも知れません。
今後どのような展開になるのか?
議会も本来ここで「意見交換会」などして、村民の意見を聞く動きをしてもいいと思ったりします。
ただ、行政は行政で動いている?ようなので、1つの事案に2つの動きは混乱にしかならず。 現在も詳しい情報が入らないのは議会も村民と同じ状況です。 情報が入るときは「結果」だけの場合がほとんどということです。
「行政と議会が両輪となって村政を」云々というのはウソです。
Bさんに言われました。「議会だよりは結果しか載っていない。進行中の問題や議案がないではないか。」
確かにそうです。ただ、発行がリアルタイムでないので、進行中のものは古い情報になる可能性があり、うかつには載せれないということもあり、書く側とすれば神経使います。
しかし、意見としてはその通りであり、議会だよりという手段以外も含め考える必要がありそうです。
今進行中の疑問のある事案が2件あります。
まだ、聞き取り中であらぬ心配かも知れません。疑問どうりであった場合は公表します。なにせ一人会派なので確証と世論にしか頼れません。
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