前回のブログを書いて思ったことがあります。
石碑周辺頂上は草が刈られていました。
昨年の自治会館の研修で、地方創生に関しての講義がありました。
東京農大の木村先生でしたが、人口減少で若い人が減っている地方の状態について言っていたことがあります。
うまく表現できませんが、65歳以上の人がその地域の10代、20代の人とどう関わっているか。というようなことを言っていました。
そういう仕組みを作っていくことが、若い世代を育てることであり地方を活性化させることだというような感じだったと思います。
また、本川達雄さんという人の『生物学的文明論』という本の紹介を読みました。面白そうです。以下一部引用します。
「生物は、子供を産んでなんぼ、というものです。(中略)とはいえ、なまなましい生殖活動ができなくなるのが老いというものです。そこで、直接的な生殖活動ができなくても、次世代のために働くこと―─これを広い意味での生殖活動と考え、これに老後の意味をみつけたいのです。(中略)志としては、次世代の足を引っ張らないという姿勢をずっと持ち続けていれば、うしろめたさの少ない老後を過ごせるのではないかと思うのです」
「そもそも少子化とは、次世代を作ることに、それほど価値をおかないからこそ、そうなってしまうのでしょう」
洋の東西を問わず、沈む船から救命ボートをおろすときは、「子供、女性、男性、高齢者」の順にボートに乗るのです。僕たちは、すべて「次世代を育てるために」生きているのです。それが動物としての人間の務めなのです。
子どもを育てる・部下につなげる・後輩に教える・地域を整備する
すべて次世代を育てるための先に生まれた者の責務なんだということを改めて認識した次第です。
防潮堤を作った和村さんは大きなボートを残してくれましたが、
避難場所は次世代のための救命ボートと同じです。気づいた人がそれをつないで、伝えていくことが務めなのでしょう。
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