この人生、なかなか大変だぁ

日々の人生雑感をつれづれに綴り、時に、人生を哲学していきます。

中国の凋落(爆買いはもうない)

2023-11-06 12:50:30 | 意見がありますけど
一時期、中国観光客による爆買いがニュースになっていた。
その後、2020年に新型コロナで世界各国が国境を封鎖した。
今年になって日本政府も2類から5類に移行させ収束したかのように扱っている。中国政府もゼロコロナ政策をやめ、この8月から団体観光客の往来を解除したが、中国からの観光客はそれほど伸びていない。さらに言えば、爆買いはどこに行ったかという感じ。
期待した大黒ドラッグは当てが外れて困っていることだろう。

それもそうなのだ。中国経済はどんづまりに落ちて、国民の消費マインドは冷え切ってしまっているのだから。
2019年以前の爆買いは、観光客というよりバイヤーたちだったのだ。日本にきて免税品の薬や家電品を買いあさった。自分の使う分ならそんなに要らない。隣近所や知人に売って儲けていたのだ。
今では、ネットで購入が可能になったらしいから、わざわざバイヤーから買う必要はない。
さらに、失業や給料の不払いの不況の中、買おうにも買えない人もいるし、将来を悲観して1元たりとも使いたくないという状況なのだ。

ちょっと前の国慶節のニュースを見ても良くわかるだろう。
22億人が移動したと大きく取り上げられたが、外国になんか行くどころか国内をめぐるぐらいが関の山。
武功山の頂上にびっしりアリのように埋め尽くす人々。湖南省の崖に集まる大集団。戻るにはどうするのだろうと心配が先に立つ。また万里の長城を埋め尽くす人人人。
かと思えば、高速道路の大渋滞の中停止している車のそばで麻雀やバドミントンをしている。
高速道路の料金が7人まで無料になったために殺到したようなのだ。
好き好んで混雑するところに行ったわけではない。お金を使わないことを考えたらみんながそこに集まっただけなのだ。

韓国への中国観光客は2019年の人数に対して飛行機の搭乗者も、カーフェリーの搭乗者も20%に満たないと中央日報(11/4)が伝えている。日本の数字は見てないがおそらく似たようなものだろう。一部のセレブは観光にも行けるが、ほとんどの一般人にはそんな余裕はないのだ。

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