2012年10月27日が、妹のおなかの子の誕生日に決まった。
逆子で、とうとう戻らず、胎盤がはがれるなどして
母体に万が一大事が及ぶのを避けるための帝王切開をする。
妹は10月のはじめに故郷に戻ってきて、
母と一緒に、子を産む準備をしている。
入院・出産のための手続きに始まり、産着やおむつ、布団、
ベッド、チャイルドシート、その他諸々一式を買いにいく。
4ヶ月前、祖母が逝った部屋は、生まれてくる子のための
いろいろな物でたちまちあふれ返った。
祖母が逝ったベッドで、妹は眠り、子を守っている。
週末になるたびに、宝塚から義弟が車を走らせてやってくる。
それまでは並ばなかったようなご馳走が頻繁に食卓に上る。
おかげさまで、僕まで太りはじめた。
両親の基軸は妹に移っている。公私ともに、居場所に困る。
2002年10月27日、当時大阪大学4年生だった僕は、
大阪・フェスティバルホールで。キース・ジャレットの
ソロコンサートを聴いた。
そのコンサートは、ECMから「Radiance」というタイトルで
CDとなり、発売された。
このコンサートの8曲目、D♭のフォーク・ロックチューンは
強烈に耳に残って、音盤になる前から、記憶を頼りに
音をたどり愛奏していたもので、
いまも、すべてを肯んじてくれる音楽でありつづけている。
奇しくも、その日からちょうど10年となる日に、
新しい命が生まれてくる。
「Radiance」の語は、日本語で「輝き」を意味する。
妹は、そんなことは露も知らずに、美味しそうにご飯を食べ、
いま、義弟と一緒に何事かを話し込んでいる。
祖母が他界して4ヵ月で、世代が変わろうとしている。
どうか、新しい命とその家族に、光ありますように。
逆子で、とうとう戻らず、胎盤がはがれるなどして
母体に万が一大事が及ぶのを避けるための帝王切開をする。
妹は10月のはじめに故郷に戻ってきて、
母と一緒に、子を産む準備をしている。
入院・出産のための手続きに始まり、産着やおむつ、布団、
ベッド、チャイルドシート、その他諸々一式を買いにいく。
4ヶ月前、祖母が逝った部屋は、生まれてくる子のための
いろいろな物でたちまちあふれ返った。
祖母が逝ったベッドで、妹は眠り、子を守っている。
週末になるたびに、宝塚から義弟が車を走らせてやってくる。
それまでは並ばなかったようなご馳走が頻繁に食卓に上る。
おかげさまで、僕まで太りはじめた。
両親の基軸は妹に移っている。公私ともに、居場所に困る。
2002年10月27日、当時大阪大学4年生だった僕は、
大阪・フェスティバルホールで。キース・ジャレットの
ソロコンサートを聴いた。
そのコンサートは、ECMから「Radiance」というタイトルで
CDとなり、発売された。
このコンサートの8曲目、D♭のフォーク・ロックチューンは
強烈に耳に残って、音盤になる前から、記憶を頼りに
音をたどり愛奏していたもので、
いまも、すべてを肯んじてくれる音楽でありつづけている。
奇しくも、その日からちょうど10年となる日に、
新しい命が生まれてくる。
「Radiance」の語は、日本語で「輝き」を意味する。
妹は、そんなことは露も知らずに、美味しそうにご飯を食べ、
いま、義弟と一緒に何事かを話し込んでいる。
祖母が他界して4ヵ月で、世代が変わろうとしている。
どうか、新しい命とその家族に、光ありますように。
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