土曜、名古屋・栄にて、大学時代の後輩との忘年会に
顔を出す。
数年ぶりの再会となるひともあったけれど、
いざ顔を合わせてみれば、会話内容に経年の差異はあれ
真向かい合う印象には何らの違和もない。
もうそれぞれに自活しているのだから、
先輩として気を張る必要もない。
互いの近況から音楽の話、世間の話などを経て、
illyには下ネタだと一蹴された話もしつつ、
ひたすら飲む。
9時頃に場所を移す。
栄から錦は忘年会の季節のためか歩道が人で溢れ、
「2次会」での更なる酒を求める餓鬼の群れが
往来をうろついている。
名古屋の夜の空気はどことなく落ち着かない。
大阪の夜の空気に感じる鉛のような重さがない代わり、
東京の夜よりも卑近なうえに毛羽立っていた。
憂さ晴らしの酒ではない、やや饗宴的に過ぎる酒が
いたるところで飲まれていた。
一抹の不安を覚える。
それらに混じってしばらく歩き、
とあるバーに入ってウィスキー片手に
ウィトゲンシュタイン、カント、ベルグソン、デカルト、
カウフマンを引きながら、確率論、時間論、存在論を
話し込む。
「不可能性の可能性」について。
「未来は戦略の中にしか存立し得ない」など。
岐阜におけるワークショップの話が出る。
野村誠の主宰によるものだという。
岐阜は音楽療法について先駆的な位置にあり
専門の研究施設までも有しているほどで、
音楽一般における不自由な送受信関係を
解いていこうとする試みが盛んな土地でもある。
野村誠の存在は高橋悠治を通して知っていたので
一度、そのワークショップとやらに顔でも出そうと思う。
帰宅後、すぐに就寝する。
経験上、嘔吐等の副作用が出るリミットをゆうに越える
酒を飲んでいたのだが、
(ビールジョッキ×2、焼酎ロック×2、泡盛ロック×2、
ウィスキーロック×1、カクテル×1)
不思議と今朝は気分がよい。
最近少しの酒で体調を崩したりしていたので
不安でもあったのだが、
自分のペースで、好きな話を好き放題して飲んでいれば
何らの副作用もないことがわかった。
よって、今日からも好きなように飲むこととする。
こうした機会を設けてくれたり、僕の長広舌にも
黙って最後まで付き合ってくれた後輩に感謝。
また、来年。
***********************
今朝、従兄夫婦が我が家に産まれたての子供を連れて
やってきた。
「陸人」と書いて「リクト」と読む。
まだ僕の親指ほどしかない小さな手をきゅっとにぎって、
時折おっぱいをせがむように、口をもごもごと動かして
しばらくすると眠ってしまう。
部屋が、祝福の匂いに包まれる。
子を抱いている母の腕、顔を見つめる眼差しの美しさを
この子が知るのは、あと何年先のことだろう。
やや頭の形が、ホンコンに似ているのが若干気になったが、
すこやかなる成長を祈るばかり。
顔を出す。
数年ぶりの再会となるひともあったけれど、
いざ顔を合わせてみれば、会話内容に経年の差異はあれ
真向かい合う印象には何らの違和もない。
もうそれぞれに自活しているのだから、
先輩として気を張る必要もない。
互いの近況から音楽の話、世間の話などを経て、
illyには下ネタだと一蹴された話もしつつ、
ひたすら飲む。
9時頃に場所を移す。
栄から錦は忘年会の季節のためか歩道が人で溢れ、
「2次会」での更なる酒を求める餓鬼の群れが
往来をうろついている。
名古屋の夜の空気はどことなく落ち着かない。
大阪の夜の空気に感じる鉛のような重さがない代わり、
東京の夜よりも卑近なうえに毛羽立っていた。
憂さ晴らしの酒ではない、やや饗宴的に過ぎる酒が
いたるところで飲まれていた。
一抹の不安を覚える。
それらに混じってしばらく歩き、
とあるバーに入ってウィスキー片手に
ウィトゲンシュタイン、カント、ベルグソン、デカルト、
カウフマンを引きながら、確率論、時間論、存在論を
話し込む。
「不可能性の可能性」について。
「未来は戦略の中にしか存立し得ない」など。
岐阜におけるワークショップの話が出る。
野村誠の主宰によるものだという。
岐阜は音楽療法について先駆的な位置にあり
専門の研究施設までも有しているほどで、
音楽一般における不自由な送受信関係を
解いていこうとする試みが盛んな土地でもある。
野村誠の存在は高橋悠治を通して知っていたので
一度、そのワークショップとやらに顔でも出そうと思う。
帰宅後、すぐに就寝する。
経験上、嘔吐等の副作用が出るリミットをゆうに越える
酒を飲んでいたのだが、
(ビールジョッキ×2、焼酎ロック×2、泡盛ロック×2、
ウィスキーロック×1、カクテル×1)
不思議と今朝は気分がよい。
最近少しの酒で体調を崩したりしていたので
不安でもあったのだが、
自分のペースで、好きな話を好き放題して飲んでいれば
何らの副作用もないことがわかった。
よって、今日からも好きなように飲むこととする。
こうした機会を設けてくれたり、僕の長広舌にも
黙って最後まで付き合ってくれた後輩に感謝。
また、来年。
***********************
今朝、従兄夫婦が我が家に産まれたての子供を連れて
やってきた。
「陸人」と書いて「リクト」と読む。
まだ僕の親指ほどしかない小さな手をきゅっとにぎって、
時折おっぱいをせがむように、口をもごもごと動かして
しばらくすると眠ってしまう。
部屋が、祝福の匂いに包まれる。
子を抱いている母の腕、顔を見つめる眼差しの美しさを
この子が知るのは、あと何年先のことだろう。
やや頭の形が、ホンコンに似ているのが若干気になったが、
すこやかなる成長を祈るばかり。
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