こんなかわいい茹でられているタコがお出迎えのたこ祭りです。
(タコがトマトで、お鍋がジャガイモ、火がパプリカ)
たこ祭り会場はカルバジーニョ(Carballiño)セントロ(町の中心)からちょっと離れているちょっと森っぽい所にあって、ウロウロしているだけでも清々しいです。
そこに、沢山の出店があって。
干したチョリソーとか、塩漬けのばら肉とか、ラードの塊みたいのとかが売られているお店。
こちらはお菓子類。かわいい。
ここはパン屋さん。これはこの近くの村のパン。パンデセア(セア村のパン)というらしいのだけど。
全粒粉のパンやライムギパンそれのレーズン入りやクルミ入り。
面白いのは原材料にトウモロコシの粉を使っているものがあること。(左と手前)
そういえば、サンティアゴからオウレンセに来るまでに結構トウモロコシ畑を見たのでした。
(マラガではあまりトウモロコシを食べる習慣が無いみたいで、サラダにちょろっと入っているのは見るけれど。売られているのは冷凍か缶詰。スーパーでは茹でられて真空パックに入ったの2本入り2ユーロ弱とそんなに安くも無い値段で売られているくらいですが。生はとんとお目にかかりません。)
なので、この辺では食べるのかしらートウモロコシ。なんて思っていたのですが。パンに入れているんですねー。
トウモロコシ入りのパンはもっちりしいていて、お腹にたまります。
これはロスキージャという、この辺のお菓子みたいで、スカスカした乾パンに砂糖が絡まってる、みたいな非常に素朴な食べ物でした。
こんな感じのお店と、くだらない時代遅れのガラクタみたいなおもちゃ屋さん、洋服屋さんが、繰り返し繰り返し、(てくらい同じようなお店ばっかりが沢山。失礼。)並んでいます。
さて、そしてタココーナー。
左右並んでいるのがタコ屋さんです。町のタコ屋さんプルペリヤさんが勢ぞろい。だそう。
大鍋で茹でられて。
はいっ。ホッカホカのゆでだこだよ。
あっちでも。
こっちでも。
ハサミで切って、
オリーブオイルをかけて。あら塩振って、ピミエントンピカンテ(辛いパプリカ粉)をかけて。
出来上がり―。
一応、協定価格みたいのがあって。
お店の後ろが座って食べられるコーナーになっていて、
そこで、飲み物やパンを注文する。
タコは9ユーロ。11ユーロ支払って、器を返すと2ユーロ戻って来る。この器にはお店の名前が焼き印してあって、どこのかがわかるようになっている。
このプラカップにもりもりのワインは1ユーロ。そう思うと、タコって高級品。
ゆでたてほかほかのたこは柔らかくて甘味がある。ほど良い塩気と、オリーブオイルの香り。思ったよりも辛いピメントンが、タウリン爆発なぎゅっとした味を緩和させる。
タコの他にもいろんな食べ物があって。
豚のスペアリブとか。ソーセージとかの炭火焼。
これもガリシア名物でカルネコシーダという料理。豚肉を水で煮込んだような、シンプルなお料理。
これにもオリーブオイルとピメントン。この2つがガリシア料理のをガリシア料理たらしめているのだね。
楽しみにしていた巨大タコ盛りは見れなかったけれど、とても楽しみました。
お店でゆっくり食べてもいいけどね。
森の中で、そしてお祭り気分でワイワイ食べるのは楽しいね。
そして、あたしらのテーブルを通る人たちが「どこから来たの?楽しんでね。」「召し上がれー」「どう?おいしい?でしょ??」
とか、いろいろ声をかけてくれるので、なんかますますウキウキほかほかしました。
最後に一応、たこを切りさばくおじさんの早業を納めましたので、興味がありましたら、見てください。
Festa do pulpo2018 en Carballiño タコ切り名人。
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