わたし、教育ママ in Sapporo

自称○○ほど怪しいものはない。札幌在住、自称教育ママが綴る教育の真髄とは!

無気力症候群

2015-09-08 | 
オトナヘノベルというNHKの番組があります。思春期の子どもをもつ親として、子どもの気持ちを勉強しておかなくてはと、録画しておき、夜中にこそこそ見ています。

番組では二つの無気力症候群に陥りやすいパターンが紹介されました。①優等生タイプで、親や先生の期待に応えるために大学などに入ると、大学入学後に無気力症候群に陥り、大学をやめて引きこもってしまうようなパターンと、②一つのことに集中しすぎて、それがダメだった時にやる気がなくなってしまうというもの。

うちの息子は①にも②にも当てはまらず…。彼はまず第一に優等生ではなく、自分のために生きています。子どもの頃から、恐竜→昆虫→絵→動物→宇宙などとまるで季節のお菓子のように様々なことに興味が移り変わり、それを繰り返しています。興味が常に動き、一つのことに集中するということはまずありません~。

無気力症候群になりそうにありませんね。

勉強ができなくても、何か一芸に秀でていなくてもいいから、心だけは健康でいてほしい。病んでいる人、その周りの人を見ると、痛切に感じます。

母「今日も学校楽しかった?」
息子「うん」
母「よかったね。ゆっくりおやすみなさい」
こんな気持ちになれるのも、じつは隣人のおかげなのかもしれません。隣人の息子さんは札幌随一の高校出身で、ご主人は頭がよくなければなれない職業です。一見、とても羨ましい立場の隣人。しかし、誰も幸せではない。

父親も母親も、教育に熱心になりすぎて、それが不幸な将来を招く場合もあるとふと感じることがあります。私のような緩い母親が言うと、何だか負け惜しみみたいなのですが、スーパーキッズは幸せなのか、考えてしまいます。