カモのいろ色日記~今日は何色?

日常の出来事、感動した事、ときめいた事etc

奈良 2日目 前半~蓮の花!

2014-08-02 | 日記
幾分天気が心配でしたが、晴天~
このために遥々暑~い奈良・橿原まで来たのですから
もっと早朝に出たかったけど…
朝7時過ぎ~
ホテルからタクシーで藤原宮跡へ
タクシーの運転手さん、蓮の花咲いてる場所知らず・・
思いっきり藤原宮跡横切る羽目に


何にもなくだだっ広い所です
ここですでに汗だく・・


着いた~
蓮の花、咲いてます~
蓮の花は日の出と共に開き出し、お昼ごろには閉じてしまうよう。。
これを2~3日繰り返し、その後咲き切って花弁を散らし、あの花托に~
なので、つぼみより花托が多いと花の盛りは過ぎてるってことですよね。。


時間は8時ごろ!そろそろ開いた花が閉じ始める頃
まあこれだけ咲いてれば、全部閉じちゃうこともないでしょうし~~

           

  
                   


暑さを暫し忘れ、蓮の花見物~


唐招提寺蓮、大賀蓮など11種類の蓮が植栽されているようです
白色ありピンク色あり、八重咲きも
一面に咲き競う蓮の花を眺めていると、この世のものでないような美しさ~
(暑くてクラクラしそうですから、気を付けないとホントあっちへ行きそう

この蓮池の三方に大和三山天香具山、畝傍山、耳成山が望めます!
 天香久山をバックに~

        
        そして、畝傍山をバックに


赤い柱は、藤原宮の建物のあった柱の跡のようです。

藤原京は、今から約1300年前に中国の都城を参考にし造営された日本で初めての本格的な都。
ほぼ中央に政治の中枢機関であり天皇が住んでいた藤原宮があったそうです。
持統天皇が飛鳥の地より694年にこの地に遷都し、710年平城京に遷都するまでの16年間、都が置かれた場所!
(16年しか使わなかったとはもったいない…)

とにかく、この地で持統天皇があの百人一首の天香具山の歌を読んだと思うと…
感慨深いものが~~
古に思いを馳せ~蓮の花を眺めると、暑さも忘れて贅沢な気分に

娘は、暑い!と木陰に避難
木陰は、また蝉の大合唱
暑さが増しそう。。

            
            蓮の隣には、黄花コスモスが揺れています

     
     オレンジ色の花が、太陽に照らされ、さらに鮮やかに

 
これは、ちょっと別な場所!ここの方がオレンジ色の絨毯のように~~


さて、蓮の花に後ろ髪引かれますが、藤原宮跡から近くのおふさ観音

            
            只今、風鈴まつり開催中!

     
山門くぐると、風鈴の涼しげな音が響きます
バラでも有名なお寺とか!


まだ咲いてたバラと風鈴~~

音で暫し涼を取り、お寺の裏手にあるおふさ茶房が開店するのを待ち、
かき氷をいただきました!

少し生き返ったかと

ここおふさ茶房は、お寺の一画
広々した部屋は、窓を開けると風が通ります~
ここにも、日本各地の風鈴が揺れてます
良い音色~~

さあ出発!
午後は、飛鳥路を回ろうかと
でも、とにかく暑いので、タクシーで石舞台古墳まで行くことに

奈良の旅 1日目

2014-08-02 | 日記
7月29日から2泊3日で、夏の奈良の旅~~
学生の頃ならともかく、この歳になって、夏の奈良はキツイ
とは云え、蓮の花は夏のこの時期じゃないと…
蓮の花見物に絞れば良いけど、たま~の奈良
ついつい欲張りました
娘と2人珍道中

安いチケットは、行きは朝早く、帰りは遅い新幹線…
でも早く着いて観光出来るから、これは良し
帰りは、家に着いたのが夜11時近く…
まあ新幹線で寝ればね。。

先ずは荷物をホテルに預け、
行きたと思いながらも、まだ行ってない、桜井市の安倍文殊院聖林寺
安倍文殊院…駅から徒歩20分くらい
国宝の仏像を所有してるわりに、道案内の看板があまりなく、スマホのナビ頼み


夏の安倍文殊院は観光客いませんね…
この地は、安倍一族発祥の地
奈良時代の遣唐留学生の安倍仲麻呂や平安時代の陰陽師・安倍晴明が出生された寺院と

      
池に突き出た浮御堂 霊宝館には安倍晴明などの資料が展示されてるとか。
観たいのは山々ですが、娘と一緒…
(娘は、歴史も旅行も興味なし

本堂の国宝の渡海文殊菩薩群像だけの拝観に
抹茶付き拝観料\700


先ず抹茶をいただき一服
汗が噴き出します
落雁には、五芒星の印が入ってます~
安倍晴明といえば五芒星


本堂の渡海文殊菩薩群
本尊は獅子に乗る渡海文殊像!
7mからあるとか!見上げる大きさで、迫力あります
鎌倉時代の快慶の作と。
でも獅子の表情、何ともとぼけてます

秋には上野の国立博物館で開催される「日本国宝展 祈り、信じる力」に、この脇にいる善財童子像(国宝)が出品されるそうです。
  
このチラシの振り返ってる童子が阿部文殊院の善財童子
振り返りながら合掌し、軽やかに歩くお姿は、何とも微笑ましい像です。
この一群、獅子といい、童子といい、演劇の一場面のようです!

もっと観ていたいのですが、バスの時間もあるので、駅に戻ることに
と、1時間に1本のバスが行ってしまった。。
仕方なく、タクシーで聖林寺へ
タクシーの運転手さん曰く、安倍文殊院から聖林寺、歩いても行けない距離じゃないと。
(夏じゃなければね…


      
ここ聖林寺には、天平時代の国宝 十一面観音菩薩像が安置されています。
あのフェノロサや岡倉天心に見出された美しい仏像
豊満な顔立ち、美しい纒衣、繊細な指先等は、あのミロのヴィーナスとも比較されるとか!
そして、本堂の本尊は、大きな石仏子安延命地蔵菩薩
ユニークな面立ち



高台なので、三輪山などまで望め、風が気持ちいい~


まだしばらくバスが来ないので・・・
日陰で待つことに。
時間じゃないのに、バスが!と思ったら、試運転中のバスでした。。
夏場は効率悪いですが、無理は禁物
イライラしないで、気長に待ちましょう。。

明日は朝から、蓮の花見物~
今日はゆっくりと。
ホテルのエレベーター内にポスター   

   
ホテルの部屋の窓からは、畝傍山が目の前に!
そして、その左手奥には二上山、葛城山が
古の歴史や文学に見える山々を眺めながら過ごせるなんて、
関東の人間にとっては、とっても贅沢な気分です~~