紺青小鉢

ミニマムな和の空間で、日本の伝統文化を再発見

お茶碗どけたら目がくらむ

2007年11月02日 | 和モノ
一見すると床の間みたいに見えますが、これは茶器セットが入っていた木の箱なのです。これの再利用法は抹茶と茶碗、茶せんなどの収納に使っていました。そのままでは味気なかったので、木の表面をニス塗りしてから使っていました。
今回さらに手を加えました。銀座の伊東屋さんで見つけたきれいな友禅紙を、背景となる板に貼り付けました。実際のところ抹茶缶や抹茶碗を棚に収納すると、友禅紙はほとんど見えなくなります。茶碗を使おうと手で持ったほんの一瞬、まるで安土桃山時代のような豪華絢爛な背景が見えるのです。見えないところにどうのこうのは奥ゆかしい日本の伝統文化そのものか...と考えた瞬間でもありました。
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