紺青小鉢

ミニマムな和の空間で、日本の伝統文化を再発見

プラド美術館展

2015年10月30日 | 美術館・博物館
前知識なしで行っても、それなりに楽しめる展示内容かと...三菱一号館美術館で開催中のプラド美術館展。比較的小さめの絵が多いので、単眼鏡でご覧になるとより一層プラドの美を感じ取れそうです。
気色悪いキャラを描くヒエロニムス・ボス。その絵がいちばん初めのフロアに展示されています。ほとんど日本に来ることがない、というかボス初来日の作品ですので、ここはまあ列に並んでじっくりと鑑賞を。16世紀の宗教画なども描き込みのなんと細かいことか。衣服のシワや装身具、透けたレースの表現など緻密に描かれたその技には感動を覚えます。
プチっとはじけそうなサワーチェリーの静物画。羽根が本物に見紛うほどの雄鶏の絵。ちょっぴりユーモア、ゴヤの展示室。そして19世紀に描かれた《フォルトゥーニ邸の庭》、マドラーソの《セビーリャ大聖堂のサン・ミゲルの中庭》の日差しの表現は必見です。あともうひとつ...フォルトゥーニ作《ポルティチの浜辺のヌード》のおしりの割れ目は超リアル。
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