ロイドベンチャーシステム雑記<ロイドの日記>

弊社「株式会社ロイドベンチャーシステム」は、千葉県(主に南房総地域)でパソコンの何でも屋をしています。

ウイルスバスター2010バージョンアップ失敗の原因と教訓

2009-09-11 19:55:31 | ウィルスその他

過去記事
 <<ウイルスバスター2010バージョンアップインストール失敗、こりゃまずい>>
 <<ウイルスバスター2010バージョンアップ失敗対処その1>>
 <<ウイルスバスター2010バージョンアップ失敗対処その2>>
 
追記記事
 <<ウイルスバスター2010 バージョンアップ失敗例 追記>>

 

 
=== トラブルの原因 ===
 
ウイルスバスター2009から2010へのバージョンアップが不幸にも同時に2台のPCで失敗した理由ですが、どうも旧バージョン(今回は2009)の自動アンインストール失敗にあるそうです。
 
ウイルスバスター2009がある程度最新のアップデートが状態であったなら、2010のバージョンアップ時の自動アンインストールも問題ないそうです。
(古くてもある時期の2009であれば問題はない模様)
 
しかし今回のPCは数日ぶりに起動したもので、たまたまウイルスバスター2009のアップデートが数日間行われていませんでした。
 
それと不幸な何らかの要因が重なり、2010のバージョンアップ時の自動アンインストールで失敗し、中途半端に処理の常駐が残ってしまったそうです。
 
 
やはり、ウイルスバスターも大抵のソフトと同じく、旧バージョンはアンインストールしてから最新版インストールが無難なんですね。
たまたま作業時間に余裕なく、また過去成功した実績があったので甘く見ていて失敗してしまいました。
 
 
 
--私がお勧めするウイルスバスター2010バージョンアップ手順まとめ--
 
1.ウイルスバスター2010のセットアッププログラムを事前に入手
Trendmicro 最新版ダウンロードのページ(http://www.trendmicro.co.jp/download/)からセットアッププログラムをダウンロードしておく。
とりあえずデスクトップ上でかまいません。
 
もし可能であれば、ウイルスバスター2010のインストールが成功した他のパソコンで残った作業用フォルダ「TISPro_Download_32bit」を丸ごとCD-Rにて保存したものを用意しておくと良いでしょう。
 
この時点では2010のセットアップは起動しません。
 
 
2.一応LANケーブルを抜いておく
この後、一時的にウイルスバスターが存在しなくなりますので念のため。
 
 
3.普通に旧バージョンのウイルスバスターをアンインストール
コントロールパネル-アプリケーションの追加と削除からでも、スタートメニューのウイルスバスターの中からアンインストールでもお好きな方で。
 
 
4.事前に用意しておいたウイルスバスター2010のセットアッププログラムを実行
CD-Rに保存した作業用フォルダ「TISPro_Download_32bit」があるならば、その中Setupフォルダ内にある「SETUP.EXE」を実行します。
もしくは、デスクトップにダウンロードした「TISPro_Download_32bit.exe」を実行するのでも良いでしょう。
 
 
5.LANケーブル挿しなおし
ウイルスバスター2010が常駐を開始したなら、抜いてあったLANケーブルを挿しなおします。
 
 
6.インストール完了後の動作確認
ウイルスバスター2010管理画面を開き、アップデートを実行してみましょう。
処理が行われれば完了です。
 
 
=== オマケ ===

作業用フォルダ「TISPro_Download_32bit」は、CD-Rで保存しておくと良いでしょう。
トラブル時の対処、最悪ウイルスバスターの強制アンインストールの際にCD-Rから実行できると便利です。
USBメモリでは、セーフモードで起動した状態では認識できない可能性がありますので。

ただし、最新版のウイルスバスター更新パックをご購入された場合や、別途ウイルスバスター2010のパッケージがあるなら話は別です。
その場合は付属CD-ROMにウイルスバスター2010の関連ファイルがありますから。


ウイルスバスター2010バージョンアップ失敗対処その2

2009-09-11 19:15:17 | ウィルスその他
<<前記事:ウイルスバスター2010バージョンアップ失敗対処その1>>
 
 
あるお客さんのパソコン2台でウイルスバスター2009→2010無料バージョンアップに失敗しました。
2台目のパソコンで行った対処の方法2を記載します。
 
前記事(対処その1)を行いながら、Trendmicroのウイルスバスタークラブサポートセンターに電話をかけておりました。
20分ほどで担当の方に繋がり、対処方法を教えていただきました。
 
 
 
1.WindowsXPを普通の手順で起動
やはりOS動作が遅く、更にフォルダへのアクセスができません。
 
 
2.問題プロセスを強制終了
[CTRL]+[ALT]+[DEL]でタスクマネージャ起動。
プロセスの中の「VERCLSID.EXE」を終了させました。
 
 
3.TISTOOL.EXEを使用
タスクマネージャのアプリケーションにて[新しいタスク(N)]をクリック。
作業用フォルダ「TISPro_Download_32bit」内にある障害対処ツール[TISTOOL.EXE]を実行。
強制アンインストールを実行させました。
 
なお、プロセス「VERCLSID.EXE」は一定周期で自動再起動するとのこと。
もしも「3.TISTOOL.EXEを使用」の手順中に「VERCLSID.EXE」が復活していたら、再度終了させるようにとのことでした。
 
 
4.PC再起動
XPの動作問題なし。
 
 
5.ウイルスバスター2010を再度インストール
作業用フォルダ「TISPro_Download_32bit」のSetupフォルダ内になる「SETUP.EXE」を実行し、ウイルスバスター2010セットアップを起動。
無事セットアップは完了しました。
 
 
6.動作確認
XPを再起動し、ウイルスバスターの正常な常駐を確認。
新種ウイルスへのアップデートも問題ありません。
 
 
---
 
ここで記載した方法は、現在Trendmicroでも検証中の方法とのこと。
ですので、他の方が同作業を行って問題が解決しない/更に悪化した!などとなっても弊社では責任を持てませんのでご注意下さい。

 
 
<<ウイルスバスター2010バージョンアップ失敗の原因と教訓へ続く>>



ウイルスバスター2010バージョンアップ失敗対処その1

2009-09-11 19:11:04 | ウィルスその他
<<前記事:ウイルスバスター2010バージョンアップインストール失敗、こりゃまずい>>
 
あるお客さんのパソコン2台でウイルスバスター2009→2010無料バージョンアップに失敗しました。
 
その対処の方法1を記載します。
 
 
 
2台あるパソコン、その内の1台でまず行った対処方法です。
 
※以下手順はTrendmicroが指定した手順ではありません。
 私と同じことをして悪い結果となっても責任は持てませんのでご注意を!

 
 
1.CDのOSをブート
XPをセーフモードで起動してもOS動作が遅く、更にフォルダへのアクセスができません。
 
そこで、作業用に持参していたCDブートできるOS(例:Windows PE、もしくは LINUX等)で起動しました。
 
XPの動作が悪いのはウイルスバスターのインストールフォルダ「¥Program Files¥Trendmicro¥ ~ 」の中のファイルが実行された結果OS起動に影響を与えていると推測。
レジストリなどの悪影響を覚悟でフォルダ「Trendmicro」を「abcdTrendmicro」にリネームしました。
 
普通にHDDからXPを起動させてみましたところ、OSの動作は正常に行えました。
  
 
2.強制アンインストール
無事OSが動きましたので、ウイルスバスター2010セットアッププログラムの作業用フォルダ「TISPro_Download_32bit」内にある障害対処ツール[TISTOOL.EXE]を実行し、強制アンインストールを実行させました。
再起動。
デスクトップには「リモートファイルロック」のアイコンは残っていましたが、XPは全く問題なく稼動するようになりました。
 
 
3.ウイルスバスター2010を再度インストール
作業用フォルダ「TISPro_Download_32bit」のSetupフォルダ内になる「SETUP.EXE」を実行し、ウイルスバスター2010セットアップを起動。
ドキドキしましたが、無事セットアップは終了しました。
 
 
4.動作確認
XPを再起動し、ウイルスバスターの正常な常駐を確認。
新種ウイルスへのアップデートも問題なし。
 
 
パソコンのリカバリーも覚悟していましたが、無事成功です。
 
 
 
<<ウイルスバスター2010バージョンアップ失敗対処その2に続く>>



ウイルスバスター2010 バージョンアップインストール失敗、こりゃまずい

2009-09-11 18:52:11 | ウィルスその他

お客さんから、2台のパソコンのウイルスバスターを2009から2010に無料バージョンアップする作業の依頼をいただきました。

 

  パソコンA:WindowsXP Professional SP3
  パソコンB:WindowsXP Professional SP3

 

 

パソコンAは、事前にTrendmicro 最新版ダウンロードのページ(http://www.trendmicro.co.jp/download/)から入手してあったセットアッププログラムを実行。
パソコンBは、ウィルスバスター2010への無料バージョンアップページ(http://virusbuster.jp/vb2010/freeversionup/)でダウンロードしたプログラムを実行しました。

 

両機とも、セットアップ中に古いウイルスバスターを自動検出しアンインストールが行われ、インストール処理が進んでいたのですが....
途中から一切処理が進まなくなりました。

 

[CTRL]+[ALT]+[DEL]でタスクマネージャ起動
見るとウイルスバスター2010セットアップが「応答無し」に。
こりゃまずい!

 

仕方なくPCを再起動。
WindowsXPの起動が物凄く遅く、マイコンピュータなどフォルダやドライブにアクセスするアイコンをクリックしても反応なしに。
[CTRL]+[ALT]+[DEL]でタスクマネージャ起動
そこから再起動を行い、WindowsXPをセーフモード起動

 

セーフモードさえも処理が遅く、しかもマイコンピュータなどが開きません。

 

これでは、ウイルスバスター2010セットアッププログラムの作業用フォルダ「TISPro_Download_32bit」内にある障害対処ツール[TISTOOL.EXE]が使えない。
ということは、強制アンインストールもできません。

 

どうしたものか。

 

試行錯誤の結果対処成功しましたので、その手順を次の記事で公開します。

   

<<ウイルスバスター2010バージョンアップ失敗対処その1に続く>>