
ちょっと珍しい事例のご報告。

近くの市の教育委員会からのご依頼

「市内の幼稚園でインターネットが不通になった。対処してほしい」


行ってみるとビックリ!
屋外LANケーブルと屋内LANケーブルを接続する中継コネクタに、赤い小さな蟻が沢山!

LANコネクタ(RJ-45)の何が蟻を引きよさせたのかわかりませんが、これはひどいものでした。


(写真は蟻除去後)

色が変わっているだけではありません。
どうもわずかながら溶かされているようです。


赤い小さな蟻ですが、
多分 ヒメアリ or イエヒメアリ でしょう。

ネットで調べると、暖かな場所を求めて家電やACアダプタ内部などに営巣することもあるようですね。

LANコネクタや電話系機器のモジュラージャックに群がっていたという事例が何件もあるようですので、コネクタ類の製造段階で付着する溶剤に、ヒメアリが好む成分が含まれているのかもしれません。


LANケーブルを少し切断しダメになったコネクタを取り去り、新しいコネクタをかしめ、カテゴリー5e対応中継器で繋いで通信は復活。

念の為、中継器を自己融着ブチルゴムテープで隙間もないほど覆っておきました。

これで一応は大丈夫だと思うのですが、もしもこのテープまで齧る様であれば蟻を退治せねばならないでしょうね。

