本日午前中、こんな電話がきました。
「NTT代理店の○○と申します。
NTTではお客様の電話料金基本料が無料となるサービスがあります。
お客様にはお手間をおかけしません。
電話基本料が無料になるのです。
おまかせ頂ければすぐに手配をさせていただきますが。」
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すぐにピンときました。
これはフレッツ光系への回線契約変更の勧誘を、あえて「電話基本料金無料」だけを前面に出した悪質な勧誘だなと。
聞いてみました。
「それ、フレッツ光ライトあたりへの回線契約変更ではありませんか?」
電話先の相手は、
「無料になるんですよ、何か不都合がありますか?」
「これより申し込み手続きに入らせて頂きます。」
あー、これは悪質ですね。
フレッツ光への回線変更を口にせずに済ませようとしている感じです。
しつこく聞き直すと、やはり実態は光ライトへの回線契約変更でした。
業務の支障になるので早めに電話を切るつもりでしたが、
さすがに言わずにはいられませんでした。
「たしかに光にすれば通常電話は休止状態になりますから
電話基本料金は0円になりますよね。
でも、光ライト基本料:2940円+ひかり電話:525円ですから、
通話以外に電話回線を使っていないご老人などには
月額の負担がむしろ大きくなりませんか?」
舌打ちが聞こえ、いきなりガチャンと切られました。
着信履歴に残る電話番号をgoogleで検索すると、同じような電話を受けた方が何名かいらっしゃるようでしたね。
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皆さん、
「無料!」
という言葉には安易に飛びつかないでくださいね。
無料を強調した今回のセールストーク、
・漠然と生活費を抑えたいと考えている人
・気の弱い人
・フレッツ光関連のことを良く知らない方
は、ひっかかってしまいそうです。
光回線への変更を否定しているわけではありません。
パソコン・スマホ・ゲーム機等でインターネットを利用される方にとっては、フレッツ光ネクストや光ライトへの契約変更は寧ろお勧めします。
問題となるのは月額料金。
ですが、現状がフレッツADSLやISDNならばフレッツ光へ変更してもNTTに支払う基本料の総額は大きくは増えません。
例)ISDN/ADSL→光の場合
従来の電話基本料金+フレッツADSL/ISDN料金が毎月発生。
フレッツ光に変更すると、従来の電話回線が休止扱いになる。
それにより、電話基本料は0円に。
代わりに「ひかり電話」オプションの料金(525円)が発生。
フレッツ光回線+ひかり電話オプションの料金総額は、
変更前後の契約内容にもよるが、電話基本料が0円になった分
大差はなくなる。
(光ネクスト/光ライト、オプション等により異なりますので
詳細はNTTにご相談を。)
電話回線の利用が通話のみであれば、光ライトであっても高額です。
ともかく安易な電話勧誘には注意をしましょう。
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