375's ROAD TO BOSTON/ゴールは虹の彼方に

米国在住ランナーの究極目標「ボストンマラソン」とアメリカ50州制覇を目指す人生の旅日記。

【大会レポート】2009年 エディンバラ・マラソン

2009年06月03日 | 大会レポート 2009



5月31日(日曜日)、英国スコットランドの首都を舞台に開催されたエディンバラ・マラソンに参加。

天候は写真にも見る通り、快晴。不順で変わりやすい天候で知られるスコットランドにしては、この週末はよく晴れた。観光には最高だったが、マラソンにはちょっと暑すぎるほど。予想最高気温の22℃を明らかに上回る体感温度の中、給水所が来るたびに水で体をアイシングして走り続けなければならなかった。

午前9時、見晴らしの良い眺望で有名な、カールトン・ヒルの南側に沿った道路をスタート。ここからホリルード公園をぐるっと周回するコースになる。スコットランド訪問時にはエリザベス女王も滞在するホリルードハウス宮殿の前が1mile地点。下り基調でゆるやかな起伏のある道が4mileくらいまで続き、5mile地点で北海のフォース湾沿岸に到達した。

01mile  7分57秒
02mile  8分18秒 (16分15秒)
03mile  8分18秒 (24分33秒)
04mile  8分35秒 (33分08秒)
05mile  8分40秒 (41分48秒)

最初の3mileは速すぎるくらいの滑り出し。それほど飛ばしたつもりはなかったが、思った以上に興奮していたのかもしれない。ここからは8分30秒/mile前後を目安にペースを刻んでいく。

06mile  8分37秒 (50分25秒)
07mile  8分35秒 (59分00秒)
08mile  8分39秒 (1時間07分39秒)
09mile  8分40秒 (1時間16分19秒)

9mile目で、エディンバラの隣町マセルバラにあるマセルバラ競馬場の前を通過。ここからは海岸沿いの道を18mile地点まで走り、ほぼ同じ道を折り返すコースとなるのだが、これが想像以上に長い旅路となった。

ところどころに日影はあるものの、ほとんどが直射日光の下を走ることになるので、体力の消耗が想定以上に早い。10mile目のラップで、すでに9分近くかかってしまうが、いったん立てなおして、ハーフ通過時点では1時間51分台。ここまでは自己ベスト射程圏内だった。

10mile  8分56秒 (1時間25分15秒)
11mile  8分51秒 (1時間34分06秒)
12mile  8分04秒 (1時間42分09秒)
13mile  8分39秒 (1時間50分48秒)

しかし、ハーフ以降は8分30秒/mileを維持するのはかなり厳しくなってきた。15mile以降はペースを下方修正し、ひとまず9分前後/mileを許容範囲に、体力の温存に努めることにする。

14mile  8分40秒 (1時間59分28秒)
15mile  8分53秒 (2時間08分21秒)
16mile  9分05秒 (2時間17分26秒)
17mile  8分53秒 (2時間26分19秒)
18mile  10分00秒 (2時間36分19秒)

17~18mile地点までの1mileは長かった。距離表示が遠いようにも感じたが、やはり自分のペースが落ちていたのだろう。ちょうどこのあたりは、応援する人もほとんどなく、トレイル風の林間地域にさしかかるコース。久しぶりの日影だったので、あえてゆっくり走ったせいもあるかもしれない。

18mile以降は、長い折り返し。すでにタイムを狙えるような余力はなかったので、ここからは4時間以内で完走することを目指し、海沿いの景色や応援風景を楽しむことに専念。実際、倒れている人や脚を攣っている人もちらほら見かけたので、無理は禁物と判断した。

19mile  8分58秒 (2時間45分17秒)
20mile  9分08秒 (2時間54分26秒)
21mile  9分55秒 (3時間04分21秒)
22mile  9分55秒 (3時間14分16秒)
23mile  9分31秒 (3時間23分47秒)
24mile  10分30秒 (3時間34分17秒)
25mile  10分16秒 (3時間44分33秒)
26mile  9分08秒 (3時間53分41秒)

長い折り返しの途中、一瞬目の錯覚かと思ったが、ネッシーを発見。数人のグループで走っているようだった。
この時はシャッターチャンスを逃したので、あらためてゴール後に待ち構えてみることにする。

25mileを過ぎてから少しだけ挽回してペースを上げると、いよいよマセルバラ競馬場が見えてくる。ふだんは馬が走る芝生の上に敷かれた、人間用の仮設コースを走るのだが、なんとなくふわふわした感じで心地よい。場内アナウンスとスタンドの大観衆の声援がものすごく、ゴールの瞬間はなかなか感動的だった。

フィニッシュタイムは、3時間55分44秒

夏場を思わせる耐久レースとなったが、どうにか3時間台を確保。通算10度目のサブ4を達成した。

ゴール後は、水とオレンジジュースとバナナのリフレッシュメント。そういえば、給水所でもスポーツドリンクではなく、オレンジジュースが置いてあった。フィニッシュ会場ではカフェやバーもあり、有料ではあるが、いろいろな種類のビールを飲むこともできた。

さて、ひと休みした後は、スタンドの観客にまじって、続々とゴールに向かってくるランナーたちを応援。
するとスタートから5時間20分過ぎ、折り返しで遭遇したネッシーが登場。ゴール前の力走をカメラに収めることができた。これで、スコットランドに来た目的を果たすことができたかな、という感じ。

今回の旅は、ハイランドの都インヴァネスで2泊。ローランドの都エディンバラで3泊。
ネス湖、エディンバラ城といった世界的な名所を訪れ、充実した旅だった。

引き続き、「旅の写真館」で紹介予定。


★カールトン・ヒルの南側に位置するスタートエリアに集まるランナーたち。


★ゼッケンは目標タイム別に色分けされ、それぞれの色ごとにスタート。エリートランナーに続いて、オレンジ(2時間30分~3時間14分)、ピンク(3時間15分~3時間44分)、グリーン(3時間45分~3時間55分)、イエロー(3時間56分~4時間)、レッド(4時間1分~4時間30分)、ブルー(4時間31分~6時間30分)となっている。


★マセルバラ競馬場の大観衆に迎えられてのゴール。


★スタートから5時間20分過ぎ、待望のネッシーが現われる。


★ゴールに向かうネッシー。どうやら4人のグループだったようだ。


★荷物を取りに行くネッシー。観客席から見ると、湖を泳いでいるような雰囲気。


★応援のダンスを演じるお姉様たち。後ろには大会スポンサー、アシックスの巨大なシューズが見える。


★エディンバラ城をデザインした完走メダル。


★競馬場の施設を間借りしたオフィシャル・グッズの販売会場。休憩所(カフェ)もある。


★競馬場の施設だけあって、壁には馬の写真がいっぱい。

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