11月22日(日曜日)、フルマラソン通算20本目となるフィラデルフィアマラソンに参加する。この時期としては温暖で好天。昨年の極寒とは打って変わって快適なマラソン日和のコンディションになった。
前日はニューヨークから片道2時間のMega Busに乗って、フィラデルフィア入り。EXPOでアームウォーマーを新調した後、宿泊先のマリオットホテルでラン仲間のMihoさんと待ち合わせて、一緒に夕食会へ。総勢12名ものマラソン中毒患者たちが集まる前夜祭で盛り上がり、当日を迎えた。
今回は積極果敢な攻めのレースを意識していたので、最初から飛ばす。前半は市街地およびその周辺の変化に富んだコースで、気持ちよくラップを刻んでいった。
01mile 8分16秒
02mile 8分08秒 (16分24秒)
03mile 7分58秒 (24分22秒)
04mile 8分21秒 (32分43秒)
05mile 8分19秒 (41分02秒)
06mile 8分19秒 (49分21秒)
シカゴマラソンに比べて1分30秒も速い序盤戦。フィラデルフィア美術館前をスタートし、デラウェア川の手前から紆余曲折を経て、5マイル地点で自由の鐘で有名な独立記念館の近くを通過。ここからはチェスナット通りの商店街をまっすぐ西へ向かうコースとなり、7マイルまでは比較的平坦な道が続いた。
07mile 8分09秒 (57分30秒)
08mile 8分33秒 (1時間06分03秒)
09mile 7分52秒 (1時間13分55秒)
10mile 8分21秒 (1時間22分16秒)
11mile 8分10秒 (1時間30分26秒)
12mile 8分11秒 (1時間38分37秒)
13mile 8分25秒 (1時間47分02秒)
7マイル過ぎで、ペンシルバニア大学の近くを通過。学生たちの盛大な声援の中を走る。このあたりまでは「ま」さんが後ろについてきているのがわかったので、なるべくイーブンペースを維持するように努めた。
8マイル近くで大きな上り坂が現われる。宣伝文句とは裏腹に「決してフラットではない」と聞いていたので、いよいよ来たかという感じ。多少スピードをゆるめて上りきった後、9マイル目はかなり大きな下り坂。ここは思い切ってダッシュした。
その後、途中トイレに行っていたMihoさんが追いついてきて、しばしのあいだ話をしながら並走する。やがて10マイル地点を通過。かなりのハイペースになっていることに気づく。ハーフの通過タイムは、手元の時計では先日のシカゴを2分上回る1時間47分台。このまま行けば一気にボストンクウォリファイを狙えるような展開となった。
14mile 8分12秒 (1時間55分14秒)
15mile 8分06秒 (2時間03分20秒)
16mile 8分27秒 (2時間11分47秒)
17mile 8分21秒 (2時間20分08秒)
18mile 8分25秒 (2時間28分33秒)
19mile 8分40秒 (2時間37分13秒)
20mile 8分51秒 (2時間46分04秒)
飛ばしすぎなのは百も承知だったが、たまにはこのくらいの冒険をしないと面白くない。ただしハーフを過ぎてからの後半に待ち受けていたのは郊外の長~い折り返しコース。20マイルまで一度も曲がらず延々と続くので、精神的にキツかった。
それに加えて案の定、飛ばしすぎの影響が18マイル過ぎ(30kmあたり)で出てきた。ちょっと脚に来てしまい、1マイルあたりのペースが8分40~50秒台に落ちる。GUを2回ほど補給しながら必死にエネルギーの回復を図る闘いとなった。
21mile 8分42秒 (2時間54分46秒)
22mile 8分49秒 (3時間03分35秒)
23mile 9分11秒 (3時間12分46秒)
24mile 9分10秒 (3時間21分56秒)
25mile 9分13秒 (3時間31分09秒)
26mile 表示なし (3時間40分20秒くらい?)
22マイル過ぎ、約35kmあたりまで来ると、さらに一段階ペースが落ち、マイル9分をオーバーしてしまった。一時はシカゴのタイムを2分以上引き離していたが、24マイルで追いつかれてしまい、自己ベスト更新の望みはほぼなくなった。それでも、できるだけ失速を最小限に抑えるべく、気持ちを切らさないように懸命に走った。
残り1マイルを切ったところで、マラソン中毒患者の女性ランナー、あくびさんに追い抜かれる。こちらを振り向きながら、「ミナコヴィッチさん、あと少しだから頑張って~!」と激励。軽快に走り去って行った。よほど苦しそうに見えたに違いない。それよりも、これだけ速い人が、なぜ今まで自分の後ろにいたのだろうか?
やがてフィラデルフィア美術館の横を通過。右手にロッキー像を見ながら最後の追い込みをかけてゴール。
3時間42分02秒(8:28/mile)。
シカゴマラソンから26秒差のセカンドベストだった。
前半ハーフ1時間47分台に対し、後半ハーフ1時間54分台で、ほぼ7分の落差。
まぁ、積極果敢に攻めた結果なので仕方がないだろう。
それより「セカンドベストこそ実力」と言われることもあるように、2番目のタイムを引き上げたことに意義がある。シカゴに比べればかなりタフなコースだったことを考えれば、十分健闘したとも言えるかもしれない。来年に向けての良きステップになったのではないだろうか。
今回はミナコ王国の姫君たち(?)のTomokoさん、「ま」さん、Mihoさんや、初お目見えのMSMCさんなど多くのラン仲間が一緒だったので、とても励みになった。今年のフルマラソンを締めくくるには、ふさわしい大会だったことは間違いない。
★フィラデルフィア美術館の横を過ぎ、ゴールに向かうランナーたち。
★PHILADELPHIA MARATHON RUNNING MEANS.... そのあとに続く言葉は?
(1)INDEPENDENCE (2)BEING LIBERATED (3)LOVING YOURSELF
★姫君たちとの2ショット祭り(その1) with Tomokoさん
★姫君たちとの2ショット祭り(その2) with「ま」さん
★姫君たちとの2ショット祭り(その3) with Mihoさん
★フィラデルフィア名物、ロッキー像との2ショットも実現!
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頑張ってください。
ハーフの自己ベストおめでとうございます。最近はフルに力を入れているせいかハーフのPRにはご無沙汰しているので、来年あたり狙ってみたいと思います。
新しいブログ開設おめでとうございます。
このブログ写真も多くて見やすく、読みやすいので見ていても楽しいです。
素晴らしい出来栄えですね!
やはりアメリカでの大会明るく素晴らしい感じが手にとって見えます。
全米マラソン制覇!時間は果てしなく続きそうですが是非達成出来るように応援します!
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頑張って下さい!
ブログ訪問ありがとうございます。
在米ランナーの最も大きな目標はボストンマラソン出場ですが、次の段階の目標としては「アメリカ50州マラソン制覇」を目指す人が多くいます。
1年5州走ったとしても最低10年かかるので、気が遠くなりそうな感じですが、一生のライフワークとしてはやりがいのある目標ですね。
旅行も兼ねて、ひとつひとつ制覇していきたいと思います。