二荒山神社は、千年以上の歴史を持つ山岳信仰の霊場で、日光の三つの山の神を祀っている。
三つの山とは①男体山(二荒山、2486m)、②女峯山(2464m)、③太郎山(2368m)の三つで、山の名前から推察されるとおり、これらの山々は親子と考えられてきた。
東照宮ほどの派手さはないものの、国宝・重要文化財の宝庫。特に、福の神や縁結びの神などを祀った「神苑」は、小さいエリアながらも楽しい見どころがたくさん詰まっている。
★東照宮を出て、二荒山神社につながる参道。正面には、男体山の奥宮1200周年を記念して建てられた「楼門」が見える。
★古色蒼然とした、銅製の鳥居。
★境内には、2本の「夫婦杉」が仲睦まじく寄り添う。
★同じ根を持つ3本の「親子杉」。左側の太いほうから順に子ども、お母さん、お父さんに該当すると言われる。お父さんが一番細いのは、現在の家族関係を象徴?
★楼門と同じく、奥宮1200周年を記念して建立された「神門」。
★「拝殿」。この奥にある本殿とともに、日光山内の社殿の中では最も古い歴史を持つ。
★「神苑」への出入口。ここから先の入場はチケットが必要。
★「高野槇」。弘法大師・空海が1000年以上前にお手植えしたと伝えられるご神木。
★銅製の「化燈籠」。江戸時代、火を灯したこの燈籠を化け物と間違えて切りつけた傷が70ヶ所以上も残っている。
★樹齢700年を超えるとも言われる、巨大なご神木。
★「縁結びの笹」。ここで笹を結ぶと、人との縁、仕事の縁などに恵まれるという。
★「子授け安産の石」。これも抜群の効き目あり?
★男体山の神を祀る「大国殿」。
★大国殿の右側に立つ「大国田道間守」で、通称「お菓子の神」。右手にミカンの木の枝を持っている。
★大国殿内に安置された鎌倉時代初期の大太刀、「太郎丸」。
★神苑の一角から湧き出る「二荒霊泉」。この水を飲むと、目の病気に効き、知恵がつき、若返るとの評判で、お水とりの参拝者が後を絶たない。
★お水とりの柄杓。見るからに効き目がありそうな、清涼な水だ。
★神苑の奥にある休憩所、「あずまや」。コーヒーや抹茶、お菓子などのメニューがあり、ひと休みには最適。
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40年前の修学旅行では「東照宮」と「華厳の滝」の印象が強すぎて、ほかにどこを回ったのか思い出せないが、世界遺産に指定された日光の2社1寺の中で、「二荒山神社」と「輪王寺」は、おそらく今回が初めての訪問になるのではないだろうか。
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