1年前にドッグフードで犬大量死・発がん物質混入という事件がありました。
CNN co.jp (2005/12/31)
U.S.FDA (2005/12/30)
Cornel Univ.(2006/1/6)
《以下引用》
米国東部を中心にカビに含まれる発がん物質アフラトキシン入りのドッグフードを食べたイヌが死亡する例が相次いでいる。
コーネル大の研究者はウェブサイトで、過去数週間で少なくとも100匹が犠牲になったと警告している。
問題となっているのは、高級ペットフードとして日本でも人気のあるダイヤモンドペットフード社のペットフード。
サウスカロライナ州ガストンの工場で製造され、全米23州と海外で販売されている19種のドッグフードとキャットフードにアフラトキシンが発見された。
同社は2005年12月21日に商品のリコール(自主回収)を始めたが、まだ気づいていない飼い主が多く、嫌がるイヌに無理やり食べさせ、死なせる例もあるという。
初期症状は食欲をなくし、ひどくなるとおう吐、黄だんの症状が出る。同大によれば、肝機能不全の症状が出たイヌの3分の2は死に至るという。
また命を取り留めても、肝臓の障害やがんに苦しむ可能性がある。
毎日新聞 2006年1月7日 20時01分
一体どのような経緯でこのような事故が起きてしまったのでしょう?
アフラトキシンの原因になるのはコーンなどの乾燥穀類なので、どんなフードにも普通に含まれています。
表示に「アフラトキシン○○含有」などと書いてある訳ではないので、結局内容を見ても何の役にも立ちません。
しいて言うなら、穀物類の配合が少ないフードよいかもしれません。
最近「無添加」「自然食」がブームですが、適切な防腐処置が成されていないものは当然ながら「腐敗・カビ」の混入する可能性が高まりますので、ご注意ください。
ただし、加工段階で適切に防腐・防カビ処置がされていても、原材料の段階でカビ毒汚染がある場合にはどうしようもないかもしれません。
18年も前になりますが、1989年に生後11ヶ月の女の子がペットの猫用に買っておいたフードを食べて死亡するというショッキングな事件がありました。(アメリカ心臓医学雑誌で報じられています。)
もちろん一口食べて死亡したわけではありません。
10数回にわたって食べてしまい、その結果、そのフードに含まれていた「ペニシリン」の副作用の心筋炎が原因で死亡したそうです。
「ペニシリン」は家畜の治療薬として用いられる抗生物質で、その動物が死んでも体内に蓄積され続け、熱にも耐性があるためにそのフードを製造する段階でも消滅しなかったのが原因です。
ちなみにそのペニシリンの成分を調べたところ、FDA(アメリカ食品医薬品局)が定めている数値を約600倍も上まわっていたそうです。
子供の手の届くところに置いていたのが悪いという意見もあるそうですが、子供が死亡するくらいのフードを作っていたフードメーカーの方がよっぽど問題でしょう。
フードは飼い主の責任で選ばなければいけませんね!
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the Seven Gods of Good Fortune
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