Je vis ma vie 〜ありがとうの気持ちがあふれる社会へ〜

マーケティングの本質は「ありがとうの気持ち」の探求だと考えます。こちらで社会にありがとうの種をまく活動や想いを綴ります。

モンテッソーリ 言語教育の学び

2018-08-06 | モンテッソーリ教育
講座のスクーリングはいよいよ折り返しです。

言語教育の講義を終えて、
3歳の姪っ子りーさんと復習会をしたところ
文字の敏感期スイッチが入った様子の彼女。

もともと、幼稚園に行くようになって
自分の名前を記号として認識し始めたそうですが

「ばば」の「ば」ってどんな形?
「じじ」の「じ」は?


復習会以降、
知っている言葉を文字で書きたい
と思いはじめたようなのです。



子どもは、まず言葉の存在を意識しはじめ
言葉でモノゴトを確認し、言葉で思考、伝達し
最終的に言葉でイメージするようになります。

モンテッソーリ教育では、この発達段階に合わせ
話す⇒書く⇒読む(文法、文章構成)
という順序で言語環境を提供していきます。



私は最初、読む⇒書くの順
の方がしっくりくると思いました。

でも、機械的に文字が書けても
言葉としてイメージが出来なければ
本当の意味で読めたとは言えません。

モノゴトを言葉でイメージできるのは
「知性の働き」そのものです。

モンテッソーリ教育では、
書いてある言葉の意味を理解することが
読むと解釈されていました。



モノには名前があることを知った子どもは
音声言語としての語彙を豊かにする
話しことばの敏感期を経て、
文字と言葉の関係性を認識します。

姪っ子りーさんは、まさにその段階
文字の敏感期が始まったように感じました。

分かりやすい具体的な提示から、
徐々に抽象的な提示に移行していくことで
知性を育みたいところです。



そして、この発達段階に合わせた提示の流れ
が分かりやすいお仕事が
絵カードあわせです。

3種のカードを使い熟すことで
発達段階に合わせた様々な提示ができます。

多角的視点で考えぬかれた教具に出会う度に
鳥肌が立つほどの感動がありますが、

1つの教具で3度美味しいこのお仕事も
正に、鳥肌モノでした。

次回は、この教具の提示についての記録を
まとめたいと思います。



モンテッソーリ教育 知的教育分野コトはじめ

2018-08-04 | モンテッソーリ教育
一昨日から始まりました
モンテッソーリ教育講師養成通信教育講座
3〜6歳コースの8日間連続スクーリング

いよいよ2年生です。



昨年は
感覚教育日常生活の練習
という、基礎科目を中心に学びましたが
2年目の今年は
言語教育算数教育文化教育
という知的教育科目が中心です。



子どもたちは、生まれながらにして
自己教育力を備えています。

「こども哲学」に携わったのをきっかけに
脱サラしてまで子どもに関わりたいと思ったのは
この自己教育力に魅せられたから
に他なりません。

モンテッソーリ教育を体系的に学ぶことで
私自身の
「子どもに関わりたい」という抽象的な衝動を
具体的にイメージできるようになってきました。



モンテッソーリ教育において、
この自己教育力は、
敏感期という形で具体的に現れる
と言われています。
*********************
敏感期それは、
課された「発達」という課題を遂げるために
周囲の環境(人の動きやことばなど)に反応し
自ら習得しようとする吸収力著しい時期
*********************
敏感期を見極め、適切な環境を提供し
環境との関わり方を提示することが
私たち大人の役割になります。

敏感期に適した環境と提示を行うことで
子どもは主体的に行動します。



敏感期に適切な環境を提示して
大人では思いつかないような視点を引き出す
そんなアプローチを実行し
社会に還元すること


これが、私がこれからすべき具体的行動です。





抽象的概念 習得前の幼児期の子どもは
感覚に訴えた具体的な動きを伴う活動
によって初めて
分かるようになるし、できるようになります。

言い換えると、
基本的な動きが身についていないと学べないし
感覚が正常に働いていなくても学べないのです。


これから、
感覚教育と日常生活の練習もおさらいしながら
言語教育算数教育文化教育
についての学びを記録して参りたいと思います。


次回は、言語教育からまとめます。





無垢なマーケティング

2018-08-01 | こどもマーケター・マーケティング思考
マーケティングとは、何なのでしょうか?

お金儲けのツール?
小難しい理論?

私はそうは思っていません。



次々に現れる「◯◯マーケティング」

普段は聞きなれないカタカナを多用して
分かったようなことを言っていませんか?
と、思ったこともあった世界…

でも…
そんなに崇高で遠い存在なのでしょうか?



こども哲学のファシリテーター
として活動する中で

「子どもと一緒に
マーケティングの本質を探求したい!」


という夢を持ったのは
マーケティングってもっとシンプルなもの
だと思ったからです。

子どもの視点でマーケティングを活用したら
社会にイノベーションを巻き起こせる
そんな気がしたからです。

その想いがきっかけとなって
無垢なマーケティングをまとめました。



子どもにも分かるようにと突き詰めたとき
その先にあるのは
「ありがとうの気持ち」だと思いました。

ターゲットとなる相手に
「おもいやり」ある「おもてなし」が伝わると
「ありがとうの気持ち」が生まれます。

それは、
とてもシンプルで心地よい世界




「ありがとうの気持ち」を引き出すには
相手の欲しい気持ちを知ることが近道です。

そして、
欲しい気持ちには2つある
ということも忘れてはなりません。

それは、
ウォンツ(WANTS)ニーズ(NEEDS)


ウォンツは、アレ(モノ)が欲しいということ

なんでそれが欲しいの?
それが手に入ったらどうしたいの?
それを使ってどうなりたいの?




なぜ?なぜ?を繰り返し探求してみると、
欲しかったのはアレ(モノ)とは限らない
ということが見えてきたりします。

そのとき本当に欲しかったコトを
ニーズ
といいます。



有名なのが、ドリルの穴のお話
**************
ドリルを買う人が欲しいのは
ドリルではなく穴である。
T.レビット
**************

ここで…
ドリルが欲しいウォンツです。
穴をあけたいということがニーズ



ありがとうの気持ちを生み出すために
ウォンツにだけ応えようとすると
本質を見失ってしまうかもしれません。

みんなが1/4インチの穴を開けたいのに、
1/5インチのドリルをたくさん作っても
それは売れません。
ニーズを探求することが大切なのです。

そして、ニーズに気づけば
ありがとうの気持ちにつながる道は
1つとは限らなくなります。
たくさんの道から、自分の得意を活かせる道を
選べばよいのです。

相手の潜在的なニーズに気づき、応えるための
一連の流れはマーケティング活動そのものです。

だから、マーケティングは
ありがとうの気持ちを導く道具箱なのではないか
そう考えました。



この道具箱を、子どもにも活用できるように
とシンプルにまとめたのが
無垢なマーケティングです。



大切なのは使い方…



どうしたら楽しく活用できるかしら?
これからも、考え 更新し続けて参ります。