カエサルの世界

今年(2019年)1月中旬から「休載中」ということになっているのだけど、まあ、ときどき更新しています。

狡兔死して良狗亨らる

2011年09月01日 | ☆東日本大震災  

 ずるいウサギさんがいたんだとさ。みんなに迷惑をかけてばかりいたんだとさ。
 そのウサギをやっつけるために、イヌさんががんばりました。
 イヌさんの大活躍で、ウサギをやっつけることができました。
 するとさ。
 ウサギもいないのに、イヌ、邪魔になってきたわけです。
 じゃあ、殺しちゃえ・・・ということで、イヌさん、殺されちゃうんだね。

 狡兎死して良狗煮らる。

 中国春秋時代の越の政治家・軍人、范蠡(はんれい)の言葉として、また、秦~漢の武将、韓信(かんしん)が引用したことで知られる言葉です。
 ははぁ、なるほどなぁ・・・などと思わされる言葉なわけで、探そうと思ったら、古今東西の歴史の中から実例がいくらでも出てくると思います。

 写真は、焼酎の入っていた、4リットルのペットボトルです。カエサルんちには、こういうのがゴロゴロしています。
 半年前、大地震の影響で水道がストップしてしまったときには、こいつが大活躍してくれました。2リットルのペットボトルでも同じ仕事はできるんだけど、作業量は半分になります。しかも、とってがついているので、とってもべんりです。
 まあ、とにかく、感謝、感謝です。

 でも、水道が出るようになると、こいつら、邪魔なんですよね。
 どれだけ功績があろうとも、邪魔なものは邪魔。ただのゴミ。捨てちゃうべきなんですよね。

 まあ、幸か不幸か。
 ウサギさんは死んでいません。ウサギさんというより、ナマズさんですけどね。
 ナマズさん。半年前ほどの勢いはなくなってきたと言うものの、思い出したかのように現れては、暴れまくります。油断することなど、とうていできません。
 でも、いつかは、さんざんお世話になったペットボトルさんたちを邪魔だ、ゴミだと言って、捨てちゃう日が来るのかな。
 そういう日が早く来て欲しいような、来て欲しくないような、そんなこんなの日々を送っています。


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