
この震災、あちこちでとんでもない被害が出ているのだけど、仙台市内の一般道での通行禁止って、そんなにないような気がするんですよ。でも、ここは、全面通行禁止です。法面崩壊なんだそうです。

ここからが本当の通行禁止です。さっきの表示は、予告みたいなもんでしょうかね。ここに来るまでの間には民家とかがあるので、そういう人は通ることができるんだと思います。

西端でも、東端でも、通行禁止だということを知らない車がやってきて、Uターンして帰って行く場面を見ました。そもそもバイパスがあるのだし、迂回路に困るというようなことはないわけですけど、やっぱり、通行禁止って珍しいんですね。ガソリン渋滞で通れないところっていうのは、あちこちにあるみたいですけどね。
カエサルは、震災12日目(春分の日)に散歩で、19日目には通勤で、ここを歩いてみました。「車両通行止め」と書いてあったので、徒歩ならOKなんだと思います。
この間、見事なくらい、家が1軒もありません。もともとそういうところなんですね。北側が崖で、南側も崖。南側の崖の下には、名取川が流れています。

この区間に入る前、見知らぬ人と道ですれちがって、挨拶をして、おしゃべりをしたんだけど、こんなのがあるというのを教えてもらいました。竹が、生きている竹が途中から折れているのですよ。
これは、何がどうなったんだか、わかりません。いくら震度6強でも、生きていて立っている竹が、途中から折れるなんてことはありませんよね。まわりの木々も、ちゃんと生えていましたし。岩か何かが飛び込んで、この竹を直撃したのかもしれません。そういうことなら、あってもおかしくなかったと思います。震度が6を越えると、けっこう重いものが空を飛ぶようになりますからね。

道祖神とか言うんでしょうか。町中では、あちこちで見かける類のものですけど、1~2kmほどの間、人家がまったくないところですからね。なんか、霊験がありそうな気がしました。何か、お祈りしてみようとも思ったんだけど、祈らなくちゃ行けないことがいっぱいありすぎるので、やめました。

蜂の巣ですね。たぶん、アシナガバチのなかまの巣だと思うんだけど、くわしいことはわかりません。たしか、こんな感じの平べったい蜂の巣、どこかで写真を見たような気がするんですけどね。調べてみたんですけど、わかりませんでした。

見てください、この地震の爪痕、法面のコンクリートがグニャグニャに歪んでます・・・なんて書いちゃうと、本気にしちゃう人がいると困るんで書かないことにします(笑)
もともと、こんなデザインなんですね。法面の、崖崩れ防止のコンクリートって、ピシリと平らになっているのが普通だと思うんだけど、ちょっと変わってますよね。

この川の南側が名取市で、北側が仙台市なのかな。そうかもしれません。
この川の河口は名取市の閖上(ゆりあげ)地区で、津波で、甚大な被害を被ったところです。ここから、ほんの十数km先です。
カエサルの知人も、長いこと、行方不明者のリストに名前が載っていたんですけど、先日、安否が判明しちゃいました。
合掌。
#困っているのは,テニスコートが使えないこと!
これに伴って,自転車の需要が激減しているようです。また,徒歩通勤のムーブメントも萎んでしまったようです。