カエサルの世界

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雨の庭

2012年05月09日 | ☆その他いろいろ 

 ゴールデンウィーク後半の初日、5月3日は雨でした。一日中雨という予報で、大雨警報とかも出ているという状況。すでに計画を立てていたというならともかく、どこに出かけるという状況ではありません。
 じゃあ、どうしようかということで、庭を撮ってみることにしました。雨の日は、室内から望遠で外を撮るというのが基本なのだそうですよ。どこかでそんな話を聞いたことがあるような気がするのだけど、まあ、やってみることにしたわけです。
 ムスカリです。雨に濡れています。砂利も雨に濡れています。でも、まったく「雨」の写真にはなりません。


 タンポポです。これは、ちょっと、びっくりしました。
 このタンポポ、見事に咲き誇っていたやつなんですよ。そのうち抜かなくちゃなんて思っていたので、よく覚えています。それが、こんな状態です。気温が低いんで、花が開いていないんですね。
 こういう状態のタンポポ、何度も見たことがあると思うんだけど、「十分に成長していないために、まだ花を咲かせていない」と思っていたのですよ。でも、そうじゃないんですね。「すでに咲いているけど、このときは開いていない」という状態、言ってみれば、開店休業状態でしょうか。
 タンポポがこういう状態になるのは、気温が低いときです。この季節に気温が低いというのは、夜か早朝か雨の日くらいしかないわけで、夜とか早朝とか雨の日とかにタンポポを眺めるなんてことはまずないわけです。目に入ったとしても、気にしたりはしないわけです。でも、こんな風になっているんですね。
 タンポポは、毎日、花を開いたり、閉じたり、繰り返しているんですね。なんか、すごく勉強しちゃった気になりました。


 バードプールです。野鳥さんのための水浴び場ですね。3年くらい前、気まぐれで設置してみたのですよ。小鳥さんが来てくれた形跡はまったくないんですけど、そのまま放置しているやつです。
 晴れた日が続けばスッカラカンに乾いちゃうんですけど、この日はさすがに水があふれていました。水面に雨滴のつくる模様ができるので、それなりに「雨」の写真になるかなと思って撮ってみました。


 水面のアップです。雨滴のようなものが3つほどあるのがわかると思います。落下中のやつもあるんだろうけど、右上のやつなんかは水面から飛び出してきたやつですね。
 3年くらい前、ミルククラウンの撮影をしていてわかったのだけど、水滴が水の中に落下すると、跳ね返るかのように飛び出してくるんですよ。ふつうの雨水でも、同じような動きをします。
 ちなみに、シャッタースピードは125分の1秒です。そんなもんで、こんなもんが撮れちゃいます。


 雨の写真、なかなか難しいです。
 庭にバケツを出してみることにしました。


 ご覧の通り、底は乾いています。
 これを雨の中に放置しておいたら、どれくらい雨水がたまるだろうか・・・という実験ですね。もしも今が夏休みで、もしもカエサルが小学生だったら、りっぱな「自由研究」になりますね(笑)
 このとき、08時02分です。


 11時30分、実験開始から3時間28分。
 底の方に雨水がたまっていますけど、思ったほどじゃないという感じですね。


 14時35分、実験開始から6時間33分。
 かなりたまりましたね。バケツの半分くらいにはなっているでしょうか。午後になって、雨足が強くなったのかもしれません。


 17時10分、実験開始から9時間8分。
 バケツいっぱいになったと言ってもいいくらいですね。これくらいたまってくれると、なんか嬉しいです。カエサル、雨の日の楽しみ方を覚えてしまったかも知れません。


 20時08分、実験開始から12時間5分。
 庭のバケツを撮影することはできないし、ストロボを使う気にもなれなかったので、室内に持ち込んでみました。
 定規とかで深さを測ってみたかったのだけど、見つかりません。どうしようかなと思って、仙台市の広報誌と並べてみました。広報誌はA4サイズなので、縦の長さは297mmのはずです。
 広報誌を基準として、いいかげんに深さを推定し、バケツは円筒じゃないてなことからいいかげんな補正を加えてみると、まあ、12時間での降水量が192mm、1時間あたりでは16mmというあたりでしょうか。
 そうなのか。降水量16mmというのは、これくらいの雨のことを言うんだ。
 まあ、小学校の先生からは叱られちゃうような、極めていいかげんな自由研究ですけど、自分で、実際にやってみて、ちょっとだけ感覚がつかめたような気もします。


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