徒然映画日記。

食わず嫌いは卒業し何でも観よう。思い切りネタバレありの「観た帳」です。

ディープエンド・オブ・オーシャン

2007年06月04日 | ★★★




ディープエンド・オブ・オーシャン
おすすめ度
原題:The Deep End of the Ocean
制作:1999年 アメリカ
制作:ケイト・ギンズバーグ
監督:ウール・グロスバード
原作:ジャクリーン・ミチャード
脚本:スティーヴン・シフ
出演:ミシェル・ファイファー トリート・ウィリアムズ ウーピー・ゴールドバーグ ジョナサン・ジャクソン サム・カラス ライアン・メリマン アレクサ・ヴェガ ブレンダ・ストロング

日曜日の昼間、DVDでも借りてのんびり観ようかな?と思ってテレビをつけたらこれやってました。失踪した息子がひょんなことから見つかって9年ぶりに再び一緒に暮らすことになった家族の物語「ディープエンド・オブ・オーシャン」です。

写真家のベス(ミシェル・ファイファー)は、レストランの支配人の夫パット(トリート・ウィリアムス)、7歳のヴィンセントと3歳のベン、ケリーと幸せに暮らしていました。ある日子供たちを連れて高校の同窓会に出席します。ところが、少し目を離した間にベンが忽然と姿を消してしまったのです。プリス主任刑事(ウーピー・ゴールドバーグ)ら警察の必死の捜査もむなしく、ベンは発見されませんでした。それから9年後。シカゴで暮らすようになった一家の前に芝刈りのバイトの少年サム(ライアン・メリマン)が訪れます。なんと彼は12歳になったベンのモンタージュ写真とそっくりだったのです。やがて真相が明らかになります。子供を失ったばかりのベスの同窓生セシルがベンを連れ去っていたのです。彼女は彼をサムと名付け、その後結婚したジョージ(ジョン・カペロス)とベンを残して自殺したのです。セシルはジョージに真実を隠していて、ジョージは彼を実の息子のように愛情を注ぎ育てていたのです。再びべスたちと一緒に暮らすようになったサムですが…。

丁度DVDでも観ようかと思っていた所だったのですが、思いのほか面白くて、最後まで観てしまいました(笑)誘拐を実行した張本人は既に自殺により他界しているので、基本的に「誰も悪くない」のです。だから切ない。うーん。自分を責める母親、長男ヴィンセント。ぎくしゃくする母子関係。このふたりきっと似ているんですね。

こってこてのファミリードラマですが、日曜日のお昼にぴったりな作品でした。

ディープエンド・オブ・オーシャン@映画生活
前田有一の超映画批評



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