ひいらぎ通信

日常のささやかな幸せを拾い集ようと、ブログ、始めてみました。

夏 広島から

2007年09月02日 | Weblog
なかなか記事に出来なかったのは、
色んな思いが渦巻いて、うまく言葉に出来なかったからでもあります。
「自分に何が出来るのか、考えてみて」というさださんのメッセージに、
どうしたら答えることが出来るだろう、と迷ってもいました。
で、
「いっぺんに記事にすることは無い。少しずつ書き綴ってもいいはずだ」
と開き直ることにしました。


8月9日。その日も、広島には青い空が広がっていました。


コンサート前に立ち寄った、原爆ドーム。

あまりの暑さに、水浴びや砂浴びをするスズメを目撃。
ふふふ。熊本は、もっと暑いよ。
ためしに来てみる?


顔は遠くて見れなくて、ずっとスクリーンを見つめっぱなし。
と言うのが残念でしたが、
出演の皆さんも、
「お客さんが遠いよ~」
とおっしゃってました。
広島球場でのコンサートと言うのは、色んな事情があるんでしょう。

ちなみに、広島球場50周年のイベントの一つにもなっていたようで、
オープニングで、さださんが広島のユニフォームを着て出てきたのはうけました。

元々コンサート仕様ではないところで会場を作ってくださった
スタッフの方、ありがとうございました。
会場整理をしておられた方々にも、細かな配慮を感じました。
本来自由席の場所にはシールで座席が分かるようにしてもらってました。
お疲れ様でした。







まずは、20年間コンサートを続けてくださったさださんと、
そのコンサートを支えてくださった全ての皆さんに
「ありがとう」を伝えたいと思います。

ありがとうございました。


今回、記事を書くのに、とっても悩みました。
平和について語るのは難しい。
何でこんなに難しいんだろう。
その原因の一つは、加害者である人が同時に被害者でもあり、
どんな書き方をしたところで、誰かを傷つけてしまいそうな気がするからです。
8月になると、戦争に関する特集番組がたくさん放送されます。
そういったものを見るたびに、
誰もが被害者であると思います。
「加害者」とされる人たちでさえ。
そう思うと、私などが軽々しく「平和」を語っていいのだろうか、
そう躊躇してしまいます。

先日フランス語の講座で「南京事件」についての言及があり。
同じく講座に通う若い方から、
「え?本当にそんな事があったんですか?」
と聞かれ、フランス語の先生からは、
「日本人は、自分たちのした事を知らないんですね」
と言われてしまいました。

知らないんです。
だから、少しずつ勉強していこうと思います。
少なくとも、考え続けることで、自分のアンテナを広げることは出来るはずだと、
信じることにします。