ひいらぎ通信

日常のささやかな幸せを拾い集ようと、ブログ、始めてみました。

うちの両親はね。

2010年08月09日 | Weblog
両親のすごいところ。

いろいろあると思いますが。
戦後のいろいろと大変な時期を乗り越えて、
成績に不足はなくても、経済的に進学ができない時代だったそうで、
私が大学でクラブ活動に精を出していると、
「保養(遊び)で大学にやっているんじゃない。
ちゃんと勉強しないんだったら、大学なんかやめろ!」
とよく怒鳴られたものでした。
恵まれない時代に「もっと勉強したい」という気持ちを持っていたんだろうなあと思います。

両親は、仲がいいんだろうなあ、と最近思うようになりました。
両親はよくけんかをします。
言いたいことを言い合います。
でも、後を引きません。
最近同僚の夫婦関係を聞いていると、
結構冷え切ったものもあって、
それに比べると、言いたいことを言い合って、
理解し合っている両親は、
たとえたくさん喧嘩していても、仲がいいということになるんだろうなあ、
と思います。

父の入院中は、やはり付き添いは母の方が安心するみたいで、
母の方はどうか知りませんが、
父には母が必要なんだなあと思いました。
子供の私たちでは、母の代わりにはなれないんです。
病院への泊まり込みを何日も続け、どれでも不平を言わなかった母が、
最近新聞広告の中の旅行情報を見るようになりました。
でも父の体力が回復していないので遠出は無理かなあと。
そのころから、父の朝のウォーキングにさらに熱が入るようになりました。
多分、早く体力をつけて、旅行に行けるようになりたいと思ったんでしょうね。
この頃では「ここ数年の中では一番健康なんじゃ?」といえるくらいになりました。
でも、なかなか旅行に連れて行ってあげる時間を私たち子供が作ってあげられない。
そんなときに、いとこが叔母と一緒に一泊旅行に行こうと両親を誘ってくれました。
とっても楽しかったようです。
一泊だったら大丈夫、という実績も作れましたので、
いとこにも、感謝感謝です。

仕事から解放されて、
今は、庭木の世話を一緒にやっています。
朝顔の棚を作ったり、畑の手入れをしたり。
ふたりでいっしょにすることがあるというのは大事なことなんだなあと思います。
言いたいことを言い合ってきたというのも、ちゃんと共通の話題があったということで。
傍目には互いに好き勝手をやっているように見える両親ですが、
結局のところ、気が合っているのかもしれません。
長年(時々夫婦の危機にさらされながら)連れ添ってきたことだけでも、
すごいことなんだと思っています。



でも、朝の散歩の5時起きだけは勘弁してください
コメント
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