2020年令和2年8月31日月曜日
神戸新聞朝刊、わがまち東播欄、文字起こし
きらりひと巡り
サッカー「チェント・クオーレ・ハリマ」監督
大塚 靖治さん(おおつか やすはる、36)
高砂市米田町米田
勝利でファンに恩返し
緩急をつけたパスや足に吸い付くようなトラップは、
現役の選手と比べても遜色ない。「まだまだ
負けられない」。一線を退いて約4年。
サッカーへの情熱は、絶えることがない。
京都府京田辺市出身。小学6年で地元の少年サッカー団
に入った。周囲よりも一歩遅れての入団だったが、
4歳から打ち込んだラグビーで鍛えた体力と、持ち前の
運動神経ですぐにポジションを奪取。計21年間の
選手生活では一貫して攻撃的な役割を担った。2016年、
前身の「バンディオンセ加古川」で
現役生活にピリオドを打った。
同年、チームは運営会社の資金繰り悪化に直面。
約1700万円の負債を抱え当時の監督が退任し、運営会社
の活動停止も余儀なくされた。スポンサーや
後援企業計約70社が支援してくれていたが、大半が
離れることに。混乱の中、代表兼監督を引き受けた。
「ピッチ内外で批判の嵐だった。『兼任監督で強く
なれるのか』とか『負債を抱えたまま
立て直せるのか』って。でも、全ての
言葉が自分を奮い立たせてくれた」
スポーツマンから一転、ほぼゼロになったスポンサー
集めに奔走。支援の依頼をしたためた手紙は、受け取り
を拒まれて手元に返ってきた。地元企業に出向いても、
門前払いされたこともあった。それでも諦めずに
企業を回り続けるうち、徐々に耳を傾けてくれる人が
現れ、チームも上昇気流に乗り始めた。
18年には守備面の強化が功を奏し、リーグ最少失点で
サッカー関西1部を制覇。新体制となった社会人チームは
将来、Jリーグ上位を目指す。まずは兵庫県代表として
3年ぶりに出場権を勝ち取った天皇杯本戦と、
23日に開幕したリーグ戦の頂点を見据える。
「スポンサーやサポーターのおかげで今の自分がある。
勝つことで僕たちは恩返しするしかない」。甘い
マスクの奥底で、勝利への飽くなき執念を抱く。
(千葉翔大)
文字起こしは、以上。
さて、ありのままに拝読した感想を申し上げる。
内容は断固尊重するが、全部が
全部信用しているわけではない。
これが率直な想い。
記事内に『兼任監督で強くなれるのか』
と書かれており、その批判をしたうちの一人が
私であるが今も、その気持ちは1ミリも変わっていない。
上のカテゴリー(Jリーグ、JFL)で社長兼任監督を
している者は、緊急措置で一時的に兼任になった者は
いるのかもしれないが、いずれにしても兼任で
常時全国リーグのサッカークラブを運営しているなど
聞いたことがなく、その観点から
『上のカテゴリーを目指しているのに、
兼任監督(社長)はおかしい』
と今も思っているが、今年からは、基本的に
その考えは、封印(表立っては
言わないようにしようと思う)。
色んな意味で、現状では、大塚氏が
監督か社長のどちらかに専念しながら、
クラブを運営する事が難しそうにみえるので。
9月1日(火)閲覧数:614PV 訪問者数:372人
神戸新聞朝刊、わがまち東播欄、文字起こし
きらりひと巡り
サッカー「チェント・クオーレ・ハリマ」監督
大塚 靖治さん(おおつか やすはる、36)
高砂市米田町米田
勝利でファンに恩返し
緩急をつけたパスや足に吸い付くようなトラップは、
現役の選手と比べても遜色ない。「まだまだ
負けられない」。一線を退いて約4年。
サッカーへの情熱は、絶えることがない。
京都府京田辺市出身。小学6年で地元の少年サッカー団
に入った。周囲よりも一歩遅れての入団だったが、
4歳から打ち込んだラグビーで鍛えた体力と、持ち前の
運動神経ですぐにポジションを奪取。計21年間の
選手生活では一貫して攻撃的な役割を担った。2016年、
前身の「バンディオンセ加古川」で
現役生活にピリオドを打った。
同年、チームは運営会社の資金繰り悪化に直面。
約1700万円の負債を抱え当時の監督が退任し、運営会社
の活動停止も余儀なくされた。スポンサーや
後援企業計約70社が支援してくれていたが、大半が
離れることに。混乱の中、代表兼監督を引き受けた。
「ピッチ内外で批判の嵐だった。『兼任監督で強く
なれるのか』とか『負債を抱えたまま
立て直せるのか』って。でも、全ての
言葉が自分を奮い立たせてくれた」
スポーツマンから一転、ほぼゼロになったスポンサー
集めに奔走。支援の依頼をしたためた手紙は、受け取り
を拒まれて手元に返ってきた。地元企業に出向いても、
門前払いされたこともあった。それでも諦めずに
企業を回り続けるうち、徐々に耳を傾けてくれる人が
現れ、チームも上昇気流に乗り始めた。
18年には守備面の強化が功を奏し、リーグ最少失点で
サッカー関西1部を制覇。新体制となった社会人チームは
将来、Jリーグ上位を目指す。まずは兵庫県代表として
3年ぶりに出場権を勝ち取った天皇杯本戦と、
23日に開幕したリーグ戦の頂点を見据える。
「スポンサーやサポーターのおかげで今の自分がある。
勝つことで僕たちは恩返しするしかない」。甘い
マスクの奥底で、勝利への飽くなき執念を抱く。
(千葉翔大)
文字起こしは、以上。
さて、ありのままに拝読した感想を申し上げる。
内容は断固尊重するが、全部が
全部信用しているわけではない。
これが率直な想い。
記事内に『兼任監督で強くなれるのか』
と書かれており、その批判をしたうちの一人が
私であるが今も、その気持ちは1ミリも変わっていない。
上のカテゴリー(Jリーグ、JFL)で社長兼任監督を
している者は、緊急措置で一時的に兼任になった者は
いるのかもしれないが、いずれにしても兼任で
常時全国リーグのサッカークラブを運営しているなど
聞いたことがなく、その観点から
『上のカテゴリーを目指しているのに、
兼任監督(社長)はおかしい』
と今も思っているが、今年からは、基本的に
その考えは、封印(表立っては
言わないようにしようと思う)。
色んな意味で、現状では、大塚氏が
監督か社長のどちらかに専念しながら、
クラブを運営する事が難しそうにみえるので。
9月1日(火)閲覧数:614PV 訪問者数:372人