夏に懸ける中学総体代替大会 姫路・東播

2020年令和2年8月2日、日曜日
神戸新聞朝刊、わがまち姫路

夏に懸ける中学総体代替大会

サッカー男子、安室快勝
木村主将が4得点
山下蓮斗選手からパスを受ける木村涼誠選手主将
=姫路市立大津中学校

昨年まで5年連続で県大会に駒を進めた安室。代替大会の
初戦は、得意のパスサッカーで(姫路)東を押し込み、
4-0で快勝した。

攻撃の柱は、フォワードの木村涼誠(りょうせい)主将(15)
と中盤の山下蓮斗(14)。小学生の頃から同じチームで
練習を重ねてきた3年生コンビは「見なくても
互いの場所が分かる」という。

象徴的だったのが、前半の2点目に至るシーンだ。
先制点後、膠着(こうちゃく)した試合展開を打破しようと、
山下選手が自らの提案で木村主将とのツートップに
ポジションを変更。その直後、2人の細かいパス交換で
好機をつかみ、ドリブルで突破した
木村主将がPKを獲得した。

後半も、左サイドからの突破で2点を加え、全4得点を
挙げた木村主将。新型コロナウイルスによる
休校期間中も走り込みを続けた成果が出たが、
「もっとチームメートを生かさないと」
と気を引き締める。山下選手は「涼誠に負けない
ように自分も点を取りたい」と次戦を見据えた。(地道優樹)


わがまち東播

中学総体、代替大会始まる
加古川市・サッカー　氷丘V、雪辱果たす
競り合う氷丘と平岡の選手たち
=加古川運動公園陸上競技場


新型コロナウイルス感染症の影響で規模が縮小された
高砂市と加古郡の中学校総合体育大会、加古川市の
代替大会「中学校スポーツ交流会」が1日、一斉に
始まった。いずれも3年生にとって部活動の集大成と
なる場。仲間と試合ができる喜びをかみしめながら、
これまで培った技と力、思いをぶつけた。

加古川市のサッカー決勝は、氷丘が
平岡を破って頂点に立った。

昨年秋の新人大会では平岡に敗れており、
「とにかく平岡には絶対に勝ちたかった」
と冨田直人主将(3年)。序盤で先制点を奪われる
苦しい展開だったが、後半開始直後、
西久保光規(みつき)選手(2年)がパスを受けて
抜け出し、同点弾を決めた。PK戦まで
もつれだが、落ち着いて3-0で制した。

冨田主将は「終盤までみんなが走り抜いてくれた。
コロナで総体がなくなって悔しかったけど、
最後に勝ててよかった」と笑顔だった。(千葉翔大)

4校トーナメント
1氷丘、2平岡、3志方
3校リーグ
1加古川、2神吉



9月4日（金）閲覧数:948PV 訪問者数:491人