まで中古の軽自動車（スズキのセルボ）を運転して訪れた三十年程前の私はダッシュボードにウヰスキーの小瓶を常備する等、少しばかり問題が有った頃で、東京から東北自動車道に乗った時は助手席に積んだクーラーボックスに入れた缶ビールを飲みながら走らせて居り、高速道路の単調さに眠気を誘われて何度かオチそうに為るも半ダースを空けた後、気が付けばサービスエリアの少なさに身の危険を感じた経験から何を学んだと云う訳でも無く、アレ以来の東北高速を走っての感想も特に無いが、今朝新潟のホテルを出て十和田市に着くまで高速道路に乗りっぱなしで一日を終えての疲労感は当時と変わらぬ睡魔との戦いに因る物であり、十和田湖畔の画像を辛うじて収めた事に満足しては居るが、連休の終わりに向けて帰路を選択するのに気が重く、此の儘北海道に渡り苫小牧からフェリーで帰る事を考える程の余裕も無いので（少し考えたが）、連休が終わるとか云った感慨も無い。
