茶の湯 徒然日記

茶の湯との出会いと軌跡、お稽古のこと

利休百首25 

2020-08-12 00:01:08 | 利休百首
25. 客になり炭つぐならばそのたびに
       薫物などはくべぬことなり


 亭主に所望されて、客として炭をつぐ場合は香をくべてはならないという教え。
 お香は、炭特有のにおいを消し、室内を清めるために亭主がたくべきものだから、
客がたくべきではないということ。

 小習事十六か条の中に「炭所望」があります。

 「炭所望」は3つ。
 風炉の初炭
 炉の初炭
 炉の後炭

 教本には、「風炉の時季の炭所望は、風炉中が乱れない状態の時に請うのが本法なので、
初炭となります」 とあります。

 風炉と炉の初炭の所望では、客は炭をつぎ終わるとそのまま自席にもどる。
 次に、亭主が風炉(炉)の前にすすんで、炭のつぎ具合を拝見する。
 そのとき、炭をついだ客は、「お直しの上、お香を」と亭主に声をかける。
 亭主は、「結構です」とか、「きれいについで頂きまして」など挨拶してから
香合をとって、香をくべる。

 後炭の炭所望の場合もまた、匙香を亭主がくべる。

 点前通りにやれば、いずれも亭主が香をくべることになります。


 炉の後炭所望、味わいがあったなあと懐かしく思い出しました。
巴半田の扱い、大丈夫かしら、今年の冬はお稽古できるといいなあ。


古い記事ですが、炭所望について、
お稽古場での学び、ご参考まで。
炭所望
https://blog.goo.ne.jp/m-tamago/e/a12d72bca3fb3950ff0815fcbab017bb
 

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