『臓器農場』 帚木蓬生
これは図書館で借りました。
乳児の臓器移植手術が頻繁に行われる病院の闇の話で
サスペンス仕立てでドキドキします。
ドナーとなる奇形児(ここでは敢えてはっきり書かないけど)の描写は
昔、大学の図書室で間違えて
手に取った本の中の写真を思い出してしまいました
(用があった本の隣の本を取ってしまった)
想像力豊かな方は夜中には読まない方がいいと思います。
妊婦さんは読んじゃダメです←きっぱり!
知識としては知っていたことだったけど
こんな悪用の仕方(一応ネタバレになるので書きませんが)
…闇ではこんな話もあるかも
…などと思えてしまうぐらいリアル。
移植でしか助からない赤ちゃんは
現状では日本で移植することは不可能だから
募金を募って海外へ…
これがいいのか、悪いのか…
じゃあどうするの?と聞かれたら…
正しくないけど、1つの答えがこれなのかな。
医療に携わる者の倫理観がしっかりしていないと
起こり得るのかも…という怖い話でした。
満足度: