『朝日のようにさわやかに』 恩田陸
新規開拓の作家さんです。
本屋さんに並ぶこの人の本が気になっていました。
先日やっと図書館で思い出し…情けない
無事に借りることができました。
そうはいっても、何を借りるか決めていたわけではなく
何にしようか手にとっては書架に戻しの繰り返し…
短編集なら、何かの続きということもないだろうと思い
借りてみたのが、この『朝日のようにさわやかに』です。
長いの、短いの、色々な長さの短編集です。
いくつか内容を紹介すると…
『水晶の夜、翡翠の朝』は一見学園物風。
普通でないことに徐々に気付かされ…コワいです。
初っ端のこの作品、後ろの解説によると何かの作品の
スピンオフ的な作品らしいです。
『冷凍みかん』は星新一的な話で気に入りました
現実だったら怖いけど。
『淋しいお城』は今時の親子関係を風刺しているというか…
淋しい子供は淋しい匂いを嗅ぎつけた『みどりおとこ』に
淋しいお城に連れて行かれてしまいます。
そのお城から出るには…という話です。
その他いろいろ…
ホラーあり、SFあり、ミステリーあり…
色々な引出しを持っているようです。
次は何を読んでみようかな。
楽しみが増えました
満足度: