M・吉田のブログ

はじめてお越しの方は、スマホでは下側、PCでは左側にある「カテゴリー」の「おすすめ過去記事リンク集」などからどうぞ。

マイ フェイバリット バカゲー

2005-08-20 01:05:20 | ピュアでもない日々
昨日の子供心の話ではないですが…
その昔、ファミコンで「シャドウゲイト」というアドベンチャーゲームがありました。

これ、少年時代は素で面白がって遊んでいたわけなんですが、
意外にもというべきか、当然というべきか、
「グルーヴ地獄V」と同じジャンルのゲームとして扱われてるみたいですね。

あまりにもあっさり死にすぎ!という点はあったものの(というかコレが全てなんですが。あと、たいまつ少なすぎ)、
それまで見てきた「アドベンチャーゲーム」とは毛並が異なっており、
非常に印象に残っているゲームでもあります。

どんな点で印象に残っていたのか、ちょっと思い返してみます。


(1) 選択肢は無く、動作を画面から選択できる

「ポートピア」で言えば虫メガネ、「さんまの名探偵」で言えば「かにかにどこかに」による
一枚絵の画面の調査が標準で(イマ風に言うなら、アナザーコードで、画面をタッチして調べるというやつ)、
怪しげと思われる場所を選択肢で選ばせなかったところが気に入ったんですね。
ゲーム側から指示されるわけではなく、すべてを画面から読み取るということが、
明確なルールとして存在していたわけで、それがマイ感性にマッチしてしまったというわけです。
ま、そんなん気づかんわボケー!みたいのもありましたけど。


(2) 調べられる場所が多い
とにかく、何かありそうな部分を調べると、ことごとく反応してくれるのが嬉しいです。
意味が無いものがほとんどですが。
自分が実際に何かを調べているという感覚を与えてくれました。
また、画面上にあるオブジェクトは(不要のアイテムを含めて)、所持品として手に入れられるモノも多く、
それを調べても、また色々と反応してくれるのが面白いわけです。
自分自身まで調べられるのも素敵です。
わたしこそ しんのゆうしゃだ!


(3)テキスト量が多い
他人との会話が無いので、会話を含めたら、他のゲームと大差ないかもしれませんが。
前述の「しらべる」ことをはじめとして、何かの行動の結果のテキスト量がとっても多く、
しかも主人公(勇者)の独特なコメントが入ったりして、楽しめましたねー。
現在、シャドウゲイトで有名なのは、この勇者のコメントなわけですが、
このメッセージをじっくり読むだけでも楽しめると思います。

このメッセージと言うのも、死に際にインパクトあるセリフを言うことも多く、
そのセリフ見たさのために主人公がどんな死に様をするか探し回るという
遊び方もできる稀有なゲームであります。
ま、ネタを知らないとノーミスクリアはまず無理ですがネ。



こういった点のほかにも、そもそも「探偵」みたいなことが多かったアドベンチャーゲームの中に、
突如として現れたファンタジー冒険モノであったということや、
セレクトボタンを押すとヒントが出るなどという要素など、
とにかく子供心に魅力的なゲームであったと思います。
そうじゃない人もたくさんいると思いますが


いろいろ魅力的であったとはいえ、
やはり、とにかく即死の多さをはじめとするバランスの悪さが、とても名作とは言うことはできず、
むしろとにかく低い低い評価のゲームになってしまったと思います。
斬新に思えただけに、惜しいものです。

秀逸な(笑える)テキストをはじめとして、
取得できるアイテムの多さや、一枚絵探索の自由度など、細かな作りこみなどは評価できると思いますし、
「たけ挑」と同列にするのは忍びないので、
「シャドウゲイト」は「バカゲー」である、と認識しておきたいと思います。



ところで、バカゲーというものも、
せがれいじり」みたいな最初からバカを狙ったものではなく、
これのようなまじめに作ったつもりが結果としてバカになったものの方が、
なんか清々しく思えるのは私だけでしょうか?

是非とも同意者求む!

ビバ!結果バカゲー!






コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする