
「スペランカー」…って、
ダメなゲームの代名詞だとか、超高難易度ゲームだとか、そういった扱いを受けがちですが、
実のところ、個人的にはダメなゲームだと思ったことは無いんですよね。
もちろん、そういう風潮は面白くもあるので、
同調はするんですけどね。
たとえば、下り坂でジャンプすると死ぬ!みたいな話とか。
でもまあ、難しいゲームではありますけれども、
(もちろんマリオとは比べられないですが)面白く遊べていた点については、
まごうことなき事実。
それというのも、このスペランカーは、
動きが小気味よかった。
これに尽きます。
当時のゲーム…ファミコンのゲームは、
ご存知のとおりに、良いゲームも色々あるんですが、
それと同時に、基本的な動作さえ怪しいゲームも散見しました。
動きがもっさりしてるとか、なんかカクカクするとか、
ゲーム全体として、続行をためらわれるくらい厳しいものや、
ゲーム全体としては面白いけど、動き方に不満が残るものも多々見受けられました。
いや、ファミコンのゲームは、とは言いましたけど、
スーファミやプレステやサターンやプレステ2だって…
なーんてことは言いませんけども、まあ、そんな感じです。
ともあれ、そんな中にスペランカーは、
右に行ったら反応良く右、左にも反応良く左、ジャンプ、などなど。
テンポ良く、ちょっと動作速めにレスポンスを返してくれるスペランカーは、
動かしていて気持ちよかったんですよね。
もちろん、すぐ死ぬっていうのはありましたが。
しかし、プレイ当時は、そういうゲームとして受け入れられましたし、
何をどうすると死ぬのかを理解することができれば、
普通に楽しめるゲームだと思います。
難易度高いですけど。
そう、決してマリオより上だとか、
そんなことは言わないけれども…
スペランカーは面白いゲームだったんだ!
決して、ファミコンの電源入れたときの
LEDが印象的だったから高評価なわけでは、ないですよ!
まあしかし、
そういう「面白かった」という事実を踏まえた上で。
あえて昨今のレッテルを受け入れて、
そのフィルタ越しにスペランカーを見るのは、
これまた面白いものです。
話の種にするときには、一般評をそのままに、
楽しいかどうかの判断は、自分の感じたことに素直に!
そう出来ればいいなあ、
なんてことを何気なく思ってみたりした今日この頃です。
随筆完。
【リンク】
スペランカー先生(アイレム)