PS3でEveryday Shooterというゲームが配信されましたね。
見た目はアート、音楽もアート、オサレでクールなデザインのゲームです。
シューティング好きには…いい…の…かな…?
「アブストラクトシューティング」というジャンルのとおり、
抽象的で、アート的なグラフィックを採用しています。
こういう系統…
FF的な「超美麗グラフィック」路線をあえて逆行し、
一見すると…前時代とも思える…「アート」グラフィックを採用したゲームは、
プレステ時代にも、いくつか出てましたね。

スクウェアの「iS internal section」。

セガの「REZ」。

有名どころで、SCEの「ビブリボン」。
しかしながら、この手のゲームは、
「これはいい!」と熱心なファンがいたり、人気があったりするものですが、
しかし、セールスが比例しなかったりするんですよね…残念なことです。
まあ、アートだ、アートだ、と言っても、
多くのユーザにとっては、超美麗グラフィックを見せられてしまうと、
やはり、これらのゲームが絵的に弱いと言わざるを得ない点が第一でしょう。
要するに「この画は『アート』だ!」と言われても、
多くのユーザはアーティストじゃないから、アートのことはわからないのでしょう。
俺もわかんないしね!
いや、そういう雰囲気はイイよね!というのはわかりますけどね。
特にビブリボンとか好きなんですけどね…。
うーん。
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さて、以下は完全な主観ですが、
この手のゲームがセールス的に厳しい点としては、
ゲーム的な部分も、関与しているのかもしれません。
ビブリボンは、CDとリズムが微妙にあってない点が(致命的に)惜しいし、
iSは、もうちょっと…展開に起伏が欲しかったと思うわけです。
REZは未体験なので、なんとも評せませんが。
「アート」なり「斬新」なりを謳うのは良いのですけれども、
もうちょっと、ゲーム的な部分を強化して欲しかったなあ、と思います。
アートゲームは「芸術」じゃなくて、
まあ、要するに…「ゲーム」なんだから!
一番大事にする部分は、絵よりも音楽よりも…ゲーム性でしょ!と。
個人的には、そういった部分に不足を感じてしまったので、
ビブリボンやiSの続編などには、ちょっと警戒してしまいます。
当方はFF8の影響でFF9を買わない人なので、そういう警戒はしてしまいます。
今回の「Everyday Shooter」は、それらとは、
メーカーも、ジャンルも、方向性も、全然違いますけれども、
「アートゲーム」という枠の中に見てしまうため、
やはり、ゲーム性的にどうなんだろう?と警戒してしまうんですよね。
偉大なる先駆者たちが作ってきた道は、
当方のようなユーザに、購入を躊躇わせる要素にもなってしまっています。
ゆえに、それが販売本数に、ちょびっとは影響を与えてるんじゃないかなあ、
なーんて憶測したりする今日この頃。
あらゆる意味で、このゲーム…「見た目で損」をしてるんじゃないかな、と思います。
リスクが少なかろうダウンロード販売+800円という価格設定。
ゲーム的な良し悪しは、プレイするまでわからないところですが、
果たして、どれだけダウンロードされるのでしょうか。
今後の、この手のゲームの指標になりそうです。
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【余談】
そういえば、超美麗グラフィックを捨てた、
斬新なグラフィックを採用したゲームが、
もう1本、ありましたね!
「リアルサウンド」とかっ…!
次回作の「霧のオルゴール」は、お蔵入りなんだろうか…。
「300万本RPG(仮)」は、お蔵入りなんだろうか…。
飯野さん、頼みますよ!!