M・吉田のブログ

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アートなゲームと先入観

2008-05-19 00:11:02 | ピュアでもない日々
Everyday Shooter



PS3でEveryday Shooterというゲームが配信されましたね。
見た目はアート、音楽もアート、オサレでクールなデザインのゲームです。
シューティング好きには…いい…の…かな…?

「アブストラクトシューティング」というジャンルのとおり、
抽象的で、アート的なグラフィックを採用しています。


こういう系統…
FF的な「超美麗グラフィック」路線をあえて逆行し、
一見すると…前時代とも思える…「アート」グラフィックを採用したゲームは、
プレステ時代にも、いくつか出てましたね。



iS

スクウェアの「iS internal section」。


REZ

セガの「REZ」。


ビブリボン

有名どころで、SCEの「ビブリボン」。


しかしながら、この手のゲームは、
「これはいい!」と熱心なファンがいたり、人気があったりするものですが、
しかし、セールスが比例しなかったりするんですよね…残念なことです。



まあ、アートだ、アートだ、と言っても、
多くのユーザにとっては、超美麗グラフィックを見せられてしまうと、
やはり、これらのゲームが絵的に弱いと言わざるを得ない点が第一でしょう。

要するに「この画は『アート』だ!」と言われても、
多くのユーザはアーティストじゃないから、アートのことはわからないのでしょう。
俺もわかんないしね!


いや、そういう雰囲気はイイよね!というのはわかりますけどね。
特にビブリボンとか好きなんですけどね…。
うーん。


~~~~~

さて、以下は完全な主観ですが、
この手のゲームがセールス的に厳しい点としては、
ゲーム的な部分も、関与しているのかもしれません。

ビブリボンは、CDとリズムが微妙にあってない点が(致命的に)惜しいし、
iSは、もうちょっと…展開に起伏が欲しかったと思うわけです。
REZは未体験なので、なんとも評せませんが。

「アート」なり「斬新」なりを謳うのは良いのですけれども、
もうちょっと、ゲーム的な部分を強化して欲しかったなあ、と思います。

アートゲームは「芸術」じゃなくて、
まあ、要するに…「ゲーム」なんだから!
一番大事にする部分は、絵よりも音楽よりも…ゲーム性でしょ!と。


個人的には、そういった部分に不足を感じてしまったので、
ビブリボンやiSの続編などには、ちょっと警戒してしまいます。
当方はFF8の影響でFF9を買わない人なので、そういう警戒はしてしまいます。


今回の「Everyday Shooter」は、それらとは、
メーカーも、ジャンルも、方向性も、全然違いますけれども、
「アートゲーム」という枠の中に見てしまうため、
やはり、ゲーム性的にどうなんだろう?と警戒してしまうんですよね。


偉大なる先駆者たちが作ってきた道は、
当方のようなユーザに、購入を躊躇わせる要素にもなってしまっています。
ゆえに、それが販売本数に、ちょびっとは影響を与えてるんじゃないかなあ、
なーんて憶測したりする今日この頃。



あらゆる意味で、このゲーム…「見た目で損」をしてるんじゃないかな、と思います。



リスクが少なかろうダウンロード販売+800円という価格設定。
ゲーム的な良し悪しは、プレイするまでわからないところですが、
果たして、どれだけダウンロードされるのでしょうか。

今後の、この手のゲームの指標になりそうです。



~~~~~


【余談】

そういえば、超美麗グラフィックを捨てた、
斬新なグラフィックを採用したゲームが、
もう1本、ありましたね!


 



「リアルサウンド」とかっ…!



次回作の「霧のオルゴール」は、お蔵入りなんだろうか…。



「300万本RPG(仮)」は、お蔵入りなんだろうか…。



飯野さん、頼みますよ!!



コメント
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