新型コロナ患者に「再生医療」『幹細胞』治験 ロート製薬が8月から
ロート製薬が計画している治験は、新型コロナウイルスによる重症肺炎の患者6人に、人の脂肪から培養した「間葉系幹細胞」と呼ばれる特殊な細胞を、点滴で投与するというものです。
新型コロナウイルスの重症化には、免疫システムが暴走してウイルスだけではなく、正常な細胞まで攻撃してしまう「サイトカインストーム」が関係しているとされています。
今回の治験では、既に肝硬変の治験で使われている間葉系幹細胞を用いて、「サイトカインストーム」を抑える効果があるかどうか、安全性などを慎重に確認します。
【今回の治験について医学的見地からアドバイスしている大阪大学・澤芳樹教授】
「(間葉系幹細胞には)極めて重症化の進行を止める役割があるのではないか。サイトカインストームが起こるような状況のなかで、それを手前ぐらいで止めるのが、細胞治療の役割」
重症化した肺炎の症状では、体の免疫システムが過剰に反応する『サイトカインストーム』に陥ることがあるとされます。
幹細胞には、この状態を抑制する効果が期待されるということです。
幹細胞を用いた新型コロナウイルスの治験は国内初とみられ、ロート製薬は、国が認めれば今年8月から治験を開始する予定です。
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その他にも
コロナ治療薬開発で「VHA抗体」発見 熱に強い 花王
ロート製薬が計画している治験は、新型コロナウイルスによる重症肺炎の患者6人に、人の脂肪から培養した「間葉系幹細胞」と呼ばれる特殊な細胞を、点滴で投与するというものです。
新型コロナウイルスの重症化には、免疫システムが暴走してウイルスだけではなく、正常な細胞まで攻撃してしまう「サイトカインストーム」が関係しているとされています。
今回の治験では、既に肝硬変の治験で使われている間葉系幹細胞を用いて、「サイトカインストーム」を抑える効果があるかどうか、安全性などを慎重に確認します。
【今回の治験について医学的見地からアドバイスしている大阪大学・澤芳樹教授】
「(間葉系幹細胞には)極めて重症化の進行を止める役割があるのではないか。サイトカインストームが起こるような状況のなかで、それを手前ぐらいで止めるのが、細胞治療の役割」
重症化した肺炎の症状では、体の免疫システムが過剰に反応する『サイトカインストーム』に陥ることがあるとされます。
幹細胞には、この状態を抑制する効果が期待されるということです。
幹細胞を用いた新型コロナウイルスの治験は国内初とみられ、ロート製薬は、国が認めれば今年8月から治験を開始する予定です。
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