大津川両岸はいまだ草刈が行われておらず、
「下橋」から千葉県道282号柏印西線の間は歩くことさえ出来ないが、
282号線から大津川河口の「ヒドリ橋」間では舗装がされていて、
快適なポタリングが楽しめる。
昨日はいつものママチャリでなく、
タイヤの太いクロスバイクの15段変則なので、
手賀沼河畔までのポタリングも楽であった(巻頭の写真はヒドリ橋からの白鳥)。
が・・・・、
荷物を搭載することができないので、
食料品やカメラは自転車用ボディバックに詰めるしかなく、
釣り道具は一種類(釣り場の状況に対応するため数種の竿と仕掛けが必要)しか持ち歩けない。
ということで釣りはしなかったのだが・・・・
ヒドリ橋までを往復してきた。
舗装路周辺も草刈は行われておらず、
葛などが舗装路の両端に伸してきている。
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この舗装路には、夏は飛蝗(バッタ)類が、
秋にはカマキリ(蟷螂)類が日向ぼっこをしていることが多い。
飛蝗類は敏捷で自転車が近付く前に飛び去るが、
カマキリは敏捷性がなく、轢かれている姿をあちこちで見られた(秋に多い光景)。
上の写真の手前にもカマキリが写っている。
下の写真は「コカマキリ」で、
舗装路の真ん中で悠々と日向ぼっこ中だった。
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さらにその先では、
やはり舗装路の真ん中で捕食した獲物にかぶりついていた。
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カメラを近づけても「我関せず焉」のごとく、食べることに専念していた。
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カマキリは蜘蛛のように、交尾の後に雄を食べてしまうのが、
食べているのは茶系で、同じ種ではないようなので捕獲したものなのであろう。
が・・・・
よく見ると食べているのはカマキリで、
食べられているカマキリのカマの模様から「コカマキリ」と判明。
オオカマキリはカマキリを襲って食べることが知られているが、
カマキリがコカマキリを食べるのは珍しいといえるかもしれない。
カメラのモデルになってくれたお礼に、危険な道路の真ん中から、
自転車に轢かれることの無い草叢に移動してやったが、
決して捕食中の獲物を手放すことは無かった。
まもなく産卵時期を迎える蟷螂なので栄養を蓄える必要があったのだろう。
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真っ黒な昆虫が背高泡立草で吸蜜していた。
ハエの仲間だろうと調べたが、結果は蜂の仲間で、名前は???
「ルリチュウレンジ」
名前のごとく、黒色ではなく瑠璃色を帯びていたのだった。
しかもこの蜂は、ずん胴で卵は草の葉に産み「蜂巣」は作らないという、
習性も名前もユニークな蜂だったのである。
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帰途、翡翠を発見したが人の少ない地だけに警戒心も強く、
やっと撮れた一枚。
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今日は一日雨模様でしかも寒い。
部屋を大掃除し、冬場の友「家具調電気炬燵」をセッティングした。