市川動植物園のある大町公園は、採集や捕虫が禁じられており、
私の住む半径5km以内にある公園の中では最も自然が残っている。
このため、
今の季節は訪園する度に、私にとって何らかの新発見がある。
で・・・
今日の私の新発見(初見)は「黄色虎髪切(キイロトラカミキリ)」と、
「蕗飛蝗(フキバッタ)の幼虫」だった。
キイロトラカミキリは「ノイバラ」の花粉を採餌中だった。
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フキバッタの幼虫は見逃してしまうほどに小さく、
草叢の中なら見つけることは不可能だったに違いない。
錆の進んだ5~6cm程の太さの鉄菅製の手摺に止まっていた。
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駄目元で撮った写真だったが、ピントがうまく合っており、
幼虫にも拘らず、見事な模様だったことにまず驚かされた。
更に驚いたのは、体長が1.5cm程しかなかったのに、
手を近づけると60cm程先まで飛び跳ねたのである。
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昨年の樹液場だった付近では、
まだ樹液が出ていないにも拘らず(人の目では確認できないだけなのかも)、
オオゴマダラとサトキマダラヒカゲ(里黄斑日陰)に出会った。
オオゴマダラは私が気づく前に逃げてしまったが、
サトキマダラは近くに止まってカメラのモデルになってくれた。
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サトキマダラヒカゲはタテハチョウの仲間(タテハチョウ科ジャノメチョウ亜科)なので、
止まっている時はほとんど翅を閉じていて、
表の美しい模様は見ることができないが、
昨年、二十一世紀の森の樹液場で羽を広げているのを偶然に撮っている。
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人を刺すこともあると言う「横綱刺亀(ヨコヅナサシガメ・カメムシの仲間)」や、
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見るからに繊細な網目模様の翅を持つ「草蜻蛉(くさかげろう)」も姿を現している。
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最近は巻頭の写真のような、花が咲いていて陽が差している雑草地近くのベンチで、
昼食を食べつつ観察していることも多くなった。
様々な昆虫が飛び交い、コミスジや黒揚羽の仲間などがやってくるが、
まだ、花に止まった場面は見たことが無い。
が・・・・
観察していると、自然界の多様性の素晴らしさを感じることが出来るのである。