MAICOの 「 あ ら か る と 」

写真と文で綴る森羅万象と「逍遥の記(只管不歩)」など。

小三條、赤星胡麻斑(春型)の産卵、小蛇目、茶羽挵など

2015年05月19日 | 大町公園(市川市動植物園)にて

昨夜来の雨は今朝9時前には止んだが、
空は雲に覆われ、南風も吹いていたため湿度が高く、
午前中は歩道が乾くことは無かった。

雨は降らないとの予報だったが、
湿度が高く雲が低く垂れ込めていたので、
要人のため折り畳み傘を持って「雨後の薔薇」を撮るために、
大町公園(市川動植物園・バラ園)へと向かった。

現地には正午頃についたが、あいにくの曇り空にも拘らず、
薔薇の花を目当ての来園者が多く、バラ園ではのんびり撮ることが出来なかった。
やはり自分のペースで撮らないといいものは撮れない。

と言うことで、
自然観察路の遊歩道に足を進めた。
こちらのほうは通常よりも人が少なく、
のんびりと観察しつつ、時間を掛けて撮る楽しみを味わうことが出来た。

早速出会ったのが、人に対しては警戒心が強く敏感な「コミスジ(小三條)」だった。
私が近づくと逃げたが、カメラを構えて待っていると、
直ぐ近くに舞い降りた。


まるで「私を撮ってください」と言わんばかりに、
更に近付いて来て、ポーズを取っていた(そのように見えた)。
最も近付いたときには、ほぼ真上から標本のような下の写真が撮れたが、
警戒心の強いコミスジが、人の数十センチ近くで止まることは余り無いのである。


少し離れた場所に翔んで行くと、
私を観察しているがのごとく、こちらを見続けていた(下の写真)。
その体勢を維持していたため、
細部を撮るためにフラッシュを炊いて撮ったのが巻頭の写真。
しかし、
久し振りに通りかかった来園者の足音で逃げていってしまった。


次に出合ったのが「アカボシゴマダラ(赤星胡麻斑)の春型」の雌で、
尻を上げていることから産卵行動のようである。


あちこち移動しては、同じような行動をしていた。
飛んでいる姿は何度も見ているが、筋黒白蝶かゴマダラチョウの仲間であろうと考えていたが、
赤い星の無い、春型のアカボシゴマダラと確認出来た。


チャバネセセリ(茶羽挵)や、


コジャノメ(小蛇目)にも出会うことが出来た。


人の目を気にせずのんびり歩く事ができたのが良かったのかもしれない。
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