MAICOの 「 あ ら か る と 」

写真と文で綴る森羅万象と「逍遥の記(只管不歩)」など。

はちす(写真俳句)

2009年07月18日 | 写真俳句
夜明け近くまで「全英オープン」を見ていた。前半9ホールまでは予選通過どころか上位入賞さえ予感された石川選手は、後半9ホールで予選敗退するほどに乱れてしまった。私もゴルフは好きなほうだが、あのようなコースではいくつ球があっても足りないような気がして、挑戦したい気持ちスラ起きなかった。

少し寝てから近くの公園に散歩に行ったが、蓮池の蓮の花がまぶしく見えた。
句は「寝不足」と「まなこ」がくっつきすぎの感があったが・・・・
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梅干の作り方

2009年07月17日 | たべもの・料理
梅雨明けとともに強烈な日光が差してきたので、天気予報も良さそうだったので付け上がった梅を干した。3日目の朝になって小雨が降り梅干に掛かってしまった。
3日3晩干さなければならなかったが、しまいこんで広角ビンに収めた。すぐにでも食べられるが塩とよくなじませ熟成させるために1年ほど寝かすことになる。


失敗のない簡単な梅干の作り方。
梅干用の梅を買うが、やや高いが紀州の農協から直接ネットで通販で買うことをお奨めします。私はこの3年ほどはスーパーで買っていましたが、品質が一定でなく前ほどの出来栄えにはならなかった。

産地から梅が届いたら(やや青みがかっている)、汚れ落としのため半日ほど水につけておく。水から上げたら、一個一個布巾等で梅を拭いておくと漬けたときに梅酢になじみやすく、カビなどが生えなくなる。私は慣れているので、自然乾燥させる。
自然乾燥する場合は、梅が重ならないように大ざるに広げると傷まない。

下の写真はすでに漬けごろとなった梅。ここまで熟成が進むと水に漬けて置くだけで変色したりして傷むのでのでこのまま漬け込みます。梅の甘酸っぱい香りが部屋中に立ち上がったら「漬け込み」時期となります。


漬け込む前に、イグミの元になりやすい梅のヘタを取る。楊枝とか針を使って取ると意外と簡単に取れますが、無理をして梅に傷をつけないように気をつける。


下の写真がヘタを取った梅。頂部の黒い部分が取れて綺麗になりました。


ヘタを取るとき、傷んでいる梅は除外しておく。傷ついた梅は果肉の一部がゼリー化しやすく美味しくないし、カビの発生原因にもなります。捨てるにはもったいないので、傷んだ箇所を丁寧に切り取り甘酸っぱい「梅ジャム」を作りました。後日紹介予定。


ホーロー引きかプラスチックなどの漬物樽で漬け込む。
塩分は梅の重量の18%以上にする。梅10kgなら塩1.8kg。なお塩分10%のものも作ったことがありますが、樽や漬物袋、重石などを消毒し雑菌の繁殖を遮断しなければならず、毎日のようにチェックしたりするのが大変でした。消毒にはアルコール度数35%のホワイトリカーを使います。焼酎を使うと焼酎の匂いが梅についてしまいますので注意が必要です。

梅を漬けるときは衛生管理の面から漬物袋を使い、漬け込みが終了したら漬物袋の上端を輪ゴムなどで結わえておくと、虫などが入らず清潔に保たれます。
漬け樽の底に塩を振り順次漬け込みます。塩の中でごろごろさせて梅になじます方法もあるようですが、熟した梅の場合は皮が破れてしまいます。
梅の実は縦に並べるとヘタの部分に塩が乗り、梅酢も早く上がるようです。


適宜塩を振ります。全量の半分ぐらいは残して一番上にかけると良いようです。


付け込みの一番上は下のような状態にすると、カビなどを防ぐことが出来ます。重石は梅の実の状態によって重量を増減させます。今回使用したのは4.5kgの重石でした。完熟の梅の場合余り重いと皮が破れてしまうことがあります。


梅を漬けて何日かすると透明な「梅酢」が上がって来ます。梅酢が濁っている時は雑菌が発生している可能性があります。さらにカビなどが発生したら加熱消毒することになります。梅酢と梅を分け、梅酢は沸騰させる程度に沸かして殺菌し、梅は70℃ぐらいの梅酢に入れて殺菌します。・・・といっても、塩分が18%以上なら雑菌に犯されることは殆どありません。

下の写真は今年付けた梅です。綺麗な梅で安かったのですが、梅が斑になって漬け上がったということは、目には見えない傷があったか、保管状態が悪かったのかもしれません。来年からはスーパーで梅を買うのはやめることにします。ちなみに、数年前に同じ値段で上野松坂屋で買った梅は最高の出来上がりになりました。此の辺がデパートとスーパーの信用力の差なのだと思われます。

紫蘇を入れる場合は、梅酢が上がったときに行います。私は梅本来の香りが好きなので紫蘇は入れません。
紫蘇を入れる場合はまず紫蘇の葉を塩で揉む(アルミや鉄の器を使うと梅酢で腐蝕するので注意)と真っ黒なアクが出てきます。そのアクを捨て紫蘇も「ぎゅーっ」と搾っておきます。
紫蘇の量にも寄りますが、塩もみして搾った紫蘇に100ccぐらいの梅酢を掛けて洗います。・・・・紫蘇は梅酢に反応し劇的に綺麗な紫色に変化します。
紫蘇で洗ったら再び絞り、付けた梅の上に散らして再び重石をし「土用」を待ちます。梅は自然に紫蘇の色に染まってきます。

梅を干すときにこの紫蘇も干し、紫蘇がからからになったら手で揉みこむ(フードプロセッサーでも可)と「ゆかり」という梅紫蘇のふりかけが出来ます。和食料理のご飯などにかかって出てきます。日本の味です。


梅雨が明けた翌日朝一番で干し始めました。


風がやや強かったものの乾燥が進み、梅の表面には塩が浮き出ていました。


昼間に浮き出た塩も位置や外に置くと夜露などで、しっとりと溶け出しています。塩の浸透圧作用により梅漬けは徐々に黴の生えない「殺菌作用のある梅干」へと変貌していきます。


梅酢が大量に出来ますので、薄めて一夜漬けなどに利用すると美味しいです。また、来年まで残しておくと小梅のカリカリ漬けなどにも利用できます。さらに、漬物樽に入れたまま日光に当てておくと、梅味の塩が出来ます。
生の鯵を買ってきて開き、梅酢にくぐらせて一夜干しにすると、美味しい鯵の開きを作ることも出来ます。

まだまだありますが長くなったので今日はここでおしまい。
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具沢山のスープスパゲティ

2009年07月15日 | たべもの・料理
暑くなってくると麺料理が多くなる。
今日は冷凍保存しておいたイタリアン風スープを使ってスパゲティを作った。このスープは朝食のために、パンがなくても栄養的に良いものをと思って作ったスープで、キャベツをメインに様々な野菜が入っている。生野菜の嫌いな私が野菜を摂るためたどり着いたトマト味のスープ。

キャベツ1個、トマトの缶詰1缶、スィートコーンの缶詰中1個、茹で大豆1袋、大根3分の1本、人参2本、干し椎茸5個、エノキタケ2袋、鶏胸肉1塊、ケチャップ中1本、バジルソース大匙1、水適宜(具がかすかすかぶる程度)。これらを柔らかくなるまで約1時間煮込むと完成です。買ってきた具材を余すことなく使うため、分量はすべて適宜。鶏肉の代わりに肉団子やウィンナーソーセージなどを入れても美味しい。また、何回か火を通していくと人参や大根は形がなくなります。塩はケチャップだけで十分なので入れない。

冷凍した上記のスープをチンして、湯で揚げたばかりのスパを和えれば完成。
冷凍中に熟成したのか、野菜の甘みが増し美味しくなっていました。

写真を見るとやや多めですが、スパゲッティは一人前の80gとなっています。安上がり(お気づきかもしれませんが高価な物は何一つ入っていません・でも美味しい)で美味しいので暇があったらお試しください。
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梅雨明け(写真俳句)

2009年07月14日 | 写真俳句

7月14日の今日、関東地方の梅雨が明けた。

梅雨が明けるとすぐにレジャーの計画を立てるのがサラリーマン時代の私だった。8月の盆休みのほかに、7月下旬ごろ1週間程度の休暇をとっては遊んでいた。勿論、仕事は完遂形を取っていたので、上司からは苦情もなかった。
私が組織の長ととなったときは、部下に仕事をどんどん委譲し責任を持たせることによって仕事への意欲を促して居たため、組織としては活性化され、上司が居なくても問題の起きないない組織を作ったのである。そして夏休みは遊んだ。
結果的には、委譲が進むとやることがなくなるので、新たな組織の開発などを任せられることが多くなった。それがまた面白かった。

小中時代も夏休みは早々に宿題すべてを済ませ、毎日のように遊んでいた。学校の先輩と川遊びや山遊びをやっていたが、教育現場では学ぶことの出来ない様々なことを学んだ。
「梅雨明け」と聞くと心穏やかでなくなるのはそんな過去の習慣のなせることなのかもしれない・・・・などと「遊び」を正当化しています。
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映画「剣岳・点の記」を見る

2009年07月13日 | あらかると
学生時代、「現代文学研究(?)」の授業で、グループ別に小説等を選択し、あらゆる方面から検討・研究して発表するというのがあった。
詳細については覚えていないが、私のグループは深沢七郎の「楢山節考」で、友人は新田次郎の「聖職の碑」が研究対象だった。
その頃友人に薦められて読んだのが「剣岳・点の記」だった。登山が好きだったこともあってあっという間に読んだが、それが最近映画になった。「剣岳・点の記、公式サイトはこちら」http://www.tsurugidake.jp/

越谷レイクタウンにあるイオンシネマが月曜日は「メンズデー」となっており1000円で見られる事から、今日それを見に行った。鑑賞者は年配の人が多かった。

映画全体についての私なりの感想は、監督であり撮影を担当した木村大作氏は、映画カメラマン出身のためか山岳の素晴らしい映像を見ることが出来た。ストリー性よりも剣岳を中心とした山岳映像を楽しみにしていただけに満足の行くものだった。
「山岳の吹雪シーン」は音響的に誇張があり(映画館の音響設備の関係かも)その音量には閉口したが、雪中の縦走シーンでは、昔、仕事仲間と行った谷川岳の蓬峠や春先の大菩薩峠の雪中登山のことが思い出された。
上の写真は白馬岳登山のときの縦走路を描いた油絵(F6号)です。

映画館の空調は冷房が効きすぎていて、Tシャツ一枚で鑑賞した私は両腕を抱えながら寒さに耐える必要があった。荒れ狂う吹雪のシーンでは心の中まで冷えてしまった。ぜひ長袖を用意して鑑賞することをお奨めします。


映画を見ながらびっくりしたことは、偶然にも102年前の今日が剣岳点の記の出来事があった日だった。また、監督の木村大作氏の誕生日も7月13日であり、登頂シーンの撮影も7月13日に行なう予定だったという。
下の写真は「剣岳・点の記公式サイト」から得た壁紙を縮小したものです。

記録に残っている剱岳への初登頂は、1907年7月の陸軍参謀本部陸地測量部の柴崎芳太郎らによるものである。明治40年7月13日、測量隊の測夫・生田信らが長治郎雪渓ルートから本峰の登頂に成功し続く7月28日に柴崎らが登頂を達成している。生田らによる最初の登頂の際、錆び付いた鉄剣と銅製の錫杖が発見された。古い焚き火跡もあったという。(フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』より)
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