【41】早池峰山（岩手県）

黒岳～旭岳の雪辱を晴らしに、行ってしまいました、山。

ただし、今日は東北、岩手の山へ。

岩手の東北道SAは、県外の観光客で賑わっていました。

復興グッズもたくさん売れていて、このピース缶バッチは、

売上金の一部が被災地に寄付されるという、復興バッチ500円也。

私もひとつ、買いました。

 さて、岩手県は花巻市大迫、北上山地の最高峰、早池峰山(1917M)へ。

河原の坊から登り、小田越から下山するルートです。

どちらからも登れますが、駐車場は河原の坊にしかありません。

小田越に降りる場合は、下山後、車道歩きで河原の坊まで徒歩30分でした。

早池峰登山に関して、地元ガイドの方が書かれているこちらのブログが非常に参考になったので、

ぜひ一読されてから登ってください。

 

コースタイム　

河原の坊駐車場（トイレ有）～山頂　2時間30分

山頂（携帯トイレ用トイレ・避難小屋有）～小田越　1時間30分・

小田越～河原の坊駐車場（車道）　30分　　

 

 

河原の坊の始まりは、いくつか沢を渡渉していきます。

ストックは必要ありません。基本、岩場なので、ないほうが登りやすいです。

 

前半はそんなに難関ではないものの、

次第にハードな岩場の登りが続きます。鎖場も。

ひと休みしたら、最後の急登。

さあ、いきますぞ。

往路はガスに巻かれて、展望が心細かったものの、下山してきたひとの話では、

「山頂は青空」ということだったので、希望を持ってよじ登る。

最近、山頂でガスに巻かれる山が続いたんで、今日また展望がなかったら、

正直心が折れそうだった、というきのこ夫。。。さてどうなることやら。

さすがは花の名山。花の時期はもう終わってるかな、と思ったが、

ウスユキソウ、ウメバチソウ、ナンブトラノオ、ヨツバシオガマ、シャジンなどが咲き乱れていた。

植物を傷つけないように、慎重に歩こう。

早池峰山、山頂。まだちょっとガスってる。

 

山頂から小田越側への道は、木道から始まる。

こちらから登ってきたひとには、頑張ったご褒美のように嬉しい木道に違いない。

復路、次第に青空が広がり、雄大な北上山地を一望しながらの下山に。

下ってきた道を振り返る。

ホシガラス。先端が白い綺麗な尾を広げて優雅に飛び回っていた。

子育て中のようで、小田越登山口に近いあたりからは、雛の鳴き声も聞こえていた。

小田越にはスリリングな梯子、有り。ジャングルジムさえ苦手な私は、かなり怖かったよ。

気象が不安定な夏、晴天に恵まれた山は久しぶり。来てよかった、と思った。

話を聞いていると、早池峰山を訪れたことのある人は多いように思う。

でも、この山が「初めての山」だとちょっとキツいかもしれない。

「山って最高」となれば一番いいけど、

「もう山なんか二度といかない」となる恐れも。。。

初心者には「小田越往復」ルートが推奨されているが、それでもけして易しい方ではないと思う。

 

きのこ夫婦も、東北の山を中心に歩いているし、

「初めての山」にばかり選んで行くので、いつだって初めての山では初心者です。

 

が、「山歩きが好きになる山」として、

きのこの個人的なおススメはこちら（ちなみに東北限定です）

 

第3位　霊山（福島県）

アスレチックみたいで、すごく楽しい山。きっと山歩きが好きになる。

でも現在、福島県伊達市はいろいろと大変なので、難しい場合もあるかもしれない。

 

そこで並列第3位。八甲田山大岳（青森県）

登山口までロープウェイがあり、標高差もそんなにないし、展望は最高。

 

第2位　後烏帽子岳（宮城県）

ゴンドラとリフトを乗り継いで登山口まで行き、1時間ほどで山頂まで行けます。

烏帽子岩からの眺望は絶景です。

同じく宮城県にある、栗駒山もいい山です。

 

第1位　秋田駒ケ岳（秋田県）

文句なしの1位。阿弥陀池を中央に、木道の上を歩いて、

あちらの山、こちらの山と、手軽に山頂の展望を楽しめる。

 

以上、「山歩きが好きになる、東北の山」でした。（個人の感想です）

きのこの山一覧はこちらでご覧下さい。