天草夏景

この日は天草へ海鮮丼を食べに行ってきた。

天草。口にし慣れないその地名を反芻してみたりする。

天草四郎。・・・えーと、なにをしたひとだっけ。いかん、熊本県民にあるまじき。

こういうひとでした→　天草四郎

じりじりと焼きつけるような太陽の下、日本の端へ端へと車を走らせる。

「松島」という地名があった。確かにすこし、宮城の松島に似ているよ。　だけど、明らかにここは南国松島。

近辺地図には、「東シナ海」なんて書いてある。

これまた言い慣れない言葉で、「東シナ海、東シナ海・・」と呪文のように口にだしてみる。　

私は太平洋しか知らない。

　

釣りをしてるおじさんの、海の向こうには、島原半島、長崎半島が見えていた。長崎もいってみたいな。

「おじさん、写真撮らしてねー」と言ったら、「せっかくなら釣り上げたとこ撮ってくれんね」と言われたけど、

待っていられないので、素敵な背中を一枚。

おじいちゃんとお孫さんが遊んでいた。

女の子がおじいちゃんと手をつないだり、ぶらさがったり、とっても楽しそうだった。

自分も小さい頃、あんなふうにおじいちゃん子だったのを思い出した。

鳥のくちばしみたいな、知らない赤い花が咲いていた。

このお店のテラスの前には、時々「スナメリ」が来るそうだ。　カメラを構えて待っているひともいたが、この日は見られなかった。