犬とハナウタ

山歩きブログだった「山とハナウタ」改め「犬とハナウタ」として再スタート。雑種犬ゆめとの暮らしや日々のことなど。

【28】半田山(福島県)

2010-12-04 | 東北の山歩き
今日のお山は、福島県の半田山。
半田山は江戸時代後期には、半田銀山といい、
日本三大銀山として栄えた山で、
江戸時代の「名山図絵」にも描かれているそうです。

半田沼自然公園の北駐車場に車を停めます。
駐車場には綺麗なトイレがありますが、
冬季は公園内各所のトイレは、管理センターを含め、
どれも施錠されていて、使用はできません。

車道を少し戻ったところに登山口があります。
公園内にも、「北登山口」の案内板が立った登山口がありますが、
どちらも同じです。

アカマツ林の続く急な登りをジグザグに上がっていきます。

木々の間から半田沼が見えます。
この沼には、沼の主である牛に、娘をいけにえとして
与えたという伝説があるそうです。
木々の間から、阿武隈川が光りながら流れているのが見えます。

向こうに屏風のように連なっているのは、
霊山などの阿武隈の山並みです。

今日は、大変な強風が吹いていたのですが、
これが一体風速何メートルくらいだったのか、数値はわかりませんが、
時折、立っていられないくらいの突風が、叩きつけるようでした。
登山道は木々に囲まれているので、それほど風の影響は受けませんが、
木々の上の方で風が唸り、山が吠えていました。
これが「山の咆哮」というものだ、と思いました。
荒れた海で、大波が岩に叩きつけるような轟音です。
山なのに、海のような音がするのはなんだか不思議な気がしました。
そして、山頂に近づくに連れて、様相が変わってきました。
積雪です。

落ち葉の上に積もった雪、急な斜面では滑って足をとられます。





新雪の上では、むきゅ むきゅ と、久しぶりの感触を味わう。
冬だな。

半田山山頂(863.1M)。
半田沼がハート型に見えるという、ハートレイクビュー。

拡大したもの。
うーん。ハート、かな?
きっと、素直なひとにはハートに見える{ハート}


下りは反対側から急な尾根を下り、キャンプ場を抜け、
半田沼を半周して、北駐車場に戻る。

半田沼から見る、半田山。
<中>{img04:hiyoko618,2466.jpg}
車に戻ると、冷たい強風に凍えた肌がしびれるようでした。
今日もありがとう、山。

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