8月27日から山形へ釣りに行ったはずが・・・
明るいうちに着きたかったのですが、当たりはすっかり暗くなってきました。
写真ではわかりずらいですが、車を止めたところで、林道が分岐しています。
19時頃
目的地はこの分岐した先になります。安全のためここでお泊りします。
翌日(28日)、釣りの支度をし出発。
昨日、車で入らなくて良かった(ホッ)
かなり荒れていました。
この後、釣りはいつも通り順調でした・・・が、この落ち込みまできて
予備の竿を入れた竿ケースが無いのに気が付きました。
13時になっていたので、帰りながら探すことにして、先を急ぎます。
今日の目的地である3段の滝に着きました。
ここで、お昼を食べた後、竿ケースを探しながら戻りました。(15:30頃)
が、残念ながら、竿ケースは見つかりませんでした(泣)
29日は前回、幻の放流に終わった沢に行きました。
二股の滝
釣りは良かったのですが、帰りの山の中で、熊が突然斜面を駆け上がって
行くのが見えました。
熊は火薬のにおいを嫌がると聞いたことがあり、昨日、夕食時、焚火で服を
乾かしたので、焚火の匂いがしみ付いていたのが良かったのかも!!
熊の方が先にこちらに気が付いたみたいです。っで、戻って来るかもって思っ
たら、暫くそこから動くことができませんでした。
30日は、気になって、気になって、ず~~~~~~~~~~~~っと、
気になっていた、竿ケースを探しに行きました。
結局、見つけることができず、この日は14時半頃から、本流で釣りを
しました。
1時間半程してから車に戻り、次の場所へ移動、20m程行ったところで、
左にズルズル滑って???? んで即ハンドルを右に切ってアクセルを踏ん
だのですが、結局側溝にハマって止まりました。一瞬の出来事でした。
少しして、状況を確認するため、車の周りを点検し、このままでは、
車体が地面に接地しているため動かせないことがわかりました。
助手席下から撮影
時間は夕方の4時過ぎ、あと2時間もすれば暗くなります。
ここは、携帯の電波は届かない、届くところまで歩いて行くには何時間
もかかります。(後で調べたら、電波が届く所までは13㎞ありました)
考えた結果、車が通るのを待つ、それまでの間、脱出できる準備をする
ことにしました!!
念のため、太さ8mm、長さ10mのロープが2本、スコップ、のこぎり、
ジャッキが2個等は装備しています
もう一度、状況を確認したところ、前に向かって若干上り坂になっている
ので、地面に接地している部分を解消すれば、バックで何とか脱出ができ
そうに見えました。
早速、車体下の砂をスコップで掻き出しました。
小石も混じっていて大変でしたが、何とか地面との隙間ができました。
これで、抜け出せると思い運転席へ、下り坂であり、道路に対して左前斜め
になっているので、タイヤの向きをまっすぐにして、エンジンをかけ、ギヤ
をバックにして、アクセルをゆっくり踏み込みました。
車はゆっくりバックし左後輪が、溝を上りかけたその時、ZuZuZu~~~っと
側溝に沿って滑っていきました。(砂地を甘く見ていました)
結果、左後輪が宙に浮いて、車体はやや右斜めの方向になって止まりました。
よく見ると、側溝が道路から腰くらいの深さにえぐられていました。
宙に浮いたタイヤは膝くらい、サスペンションが伸びた状態です。
車体は左側が前後とも接地した状態です。
時間は17時半くらいになっていました。普段なら車がよく通るところ
なのですがこの間車は、1台も通りません。
たとえ、車がきても引き上げることは難しい状況です。
最悪の状態です。って言うか「最悪の状態」にしてしまいました。
考えていてもしょうがないので、まずは、車がこれ以上後ろに行かない
ように石で車止めしました。次に左後輪の浮いた状態から
何とかしようと、石を運んできました。
大きい石は下に、中くらいの石は上にとタイヤの高さまで積み上げました。
この状態から左後輪が浮くまで、ジャッキアップして、浮いた隙間に石を入れ、
また、ジャッキアップして石を入れる。
タイヤと接地するところが、高さ50㎝、奥行き40㎝、幅30㎝、になるまで
この繰り返しをして、側溝の高さより上にしました。
次に左前輪をジャッキアップして細い木を切って、タイヤの下に敷きました。
前後輪のジャッキアップ時は車体の傾きや異音などに注意しながら作業を
進めました
また、車体と接地した前後の土砂も取り除きました。
最初のスタック脱出の失敗をしないように、車が移動する場所も登り、
脱出後に撮影
易いように傾斜を削って緩くし、小石などを埋め込んで、更に、その上に
ブルーシートを敷き整備しました。
脱出後に撮影
考えられることは全てやったので、スコップやジャッキ等がないか
周りを点検し、運転席に着きました。
エンジンをかけ、ギヤをドライブにし、後退しないよう注意しながら
アクセルを踏みました。
側溝の斜面に来た時、若干ずり落ちる感じはしましたが、アクセルを
少し吹かすしてあげたら無事に側溝から出ることができました。
時間は23時ちょっと過ぎでした。7時間以上も時間はかかりましたが、
ケガすることもなく、無事に出ることができてホッとしました。
31日はゆっくり起きて
ダムに一番近い沢に入り、13時まで釣りをしました。
ただ、この日も、良いことがなく、竿の穂先を折ってしまい、
テープで補修して釣りをしました。
最後に、今回は竿をなくすは、車が側溝にハマるは、トラブルが続出
しましたが、人間も車も無事に帰ることができたのが一番良かったと
思います。